内容説明
そんなとこまで調べるんですか? 長く国税調査官を務めた著者が、税務署ではどんな人たちが、どんな仕事をしているのか、調査対象はどう選ばれ、どう調べられるのか、さまざまな事例をユーモアを交えて紹介します。
目次
第0章 税務署の内部では、何をやっているのか
第1章 調査案件はこうして選ばれる
第2章 税務署は突然やって来る?
第3章 調査官はランチ中も見ている
第4章 「お土産」を口にする税理士は危ない
第5章 税務署は何のためにあるのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
41
お土産の話は手ぶらで帰る人もいないので、あったほうがいいと思うけど。自分で完璧と思っても解釈の違いとかでなんだかかんだで修正させるし。完璧な税務申告するなら経費0じゃないと無理じゃないか、ちょっと極端だけど。なんだか読んでて腹立つ本だった。2014/09/26
こちゃら。
14
さまざまな事例が書かれていて、興味深く読みました。経理や会社経営などに関係していなくても、お固いイメージの税務署、税務署員の仕事なりや、気持ちの表れなど、納得できる部分も多かった。誰もが、公明正大おてんとうさまに誓って!なら、こんな楽な事ない・・んでしょうが、そうはいかないのが会社経営なのかもね。2014/07/06
メタボン
13
☆☆☆ 納税逃れをしようと画策する輩には厳しく税務調査するという視点がわかった。これってどうなんだろうと一歩立ち止まって考える「良心」が大事。それにしても飲食店に入った際の税務署員の観察眼は鋭い。別の意味で感心してしまった。2014/03/16
牧神の午後
12
税負担の公平性を担保する番人、著者は本人いわく男女雇用機会均等法の申し子として高卒女子採用第1号で20年以上税務署に勤めたOB。もちろん脱税・不正はとんでもないことですが、かといって2〜3年に一度は大きく報道される租税解釈をめぐる企業からの申し立てを見ていると、必ずしも著者の税m職人の立場に100%同意することは出来ないのが正直なところ。でも、経営者に求め、価値判断基準としての「良心」には全くその通りと思う。お天道さまにかけて恥ずべきことはしてはいけないと私も強く思います。2014/05/12
Yuji Hamano
9
税務署で長年調査官として働いてきた方が著者、鬼となじられても、税金を公平に徴収するというモチベーションにすがっている様子や、経営者は必ず脱税しているという先入観で取り組むといった人間が置かれる立場で考え方は変わるものだなと変な視点から読んでしまった。2016/07/16
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