バンブーコミックス 4コマセレクション 惑い星と花

著者名：野広実由【著】

竹書房（2014/12発売）

• ISBN：9784812483923

内容説明

甘酸っぱく…そして切ない　大人と子供の境目で行き違う心と体　「私は卒業までに一枚の絵を描くことにした。描き終えても…誰にも見せない……絵。」　柔らかく肉付いた身体に、いやらしさを感じつつ少女は毎日を過ごす。　野広実由が贈る、思春期の少年少女が感じる葛藤を描いた話題作！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かすくり]

「いやらしい…」これに尽きる。キャラの名前が最後まで覚えれられなかったけど、思春期始まり頃の戸惑いと好奇心がにじみ出まくり。女性視点なだけに自分としては新鮮な考え方もちらほらあったが、多くの女性達が感じるようなことなのでしょうか？　男が子供ってのはとても同意。AV鑑賞会をやってしまう若さが妙にリアルに感じた。

2013/09/23

[のらねこ]

男性側に「中二病」というのがあるとしたら、これは「女性版中二病」なのかなあという感想。書きおろしが最後に少しあり。先生方の体験した「同調圧力」はリアルだったが、それを打破できないで終わるというのもありがちな結末か。「関係性」を重視する価値観ってこういうものなんだなあというのと、違う性別の間柄はそのへん分かり合えないままに、無邪気にはしゃいでるのねという再確認する結末でした。「懐かしい」と感じないのは、作品での男子側の価値観が女子に近すぎるせいなのかも。お疲れ様でした。

2013/09/07

[ぜるパトⅣ]

性的ないやらしさ、性格のいやらしさ、いやらしいって奥が深い……って素直に感銘を受けたバカな男ですよぼかぁ

2014/01/05

[まりあっこ成分]

淡い、あの頃の気持ち…。読みやすく、好みの作風でした。百合なあの子の話を、ただの中学生特有の感情として終わらせず、最後まで描き切ってくれたところが、特に印象的で良かったです。

2013/10/15

[がっちゃん]

忘れかけてた、いや、すっかり忘却の彼方。思春期。　初恋の頃を思い出させられました。

2014/02/05