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内容説明
身近なモノの値決めの仕組みから企業価値評価まで、ファイナンス理論の常識とセンスが、読むだけで身につく画期的入門書。
MBAコースの超人気講師がファイナンス理論の基本知識をやさしく、深く、解説します!
この1冊で自分をレベルアップ!
本書はファイナンスのエッセンスを丸ごと煮詰め、やわらかいストーリーで包みこんだ“新食感のテキストです。お読みいただくだけで、ビジネスパーソンとしてのレベルが確実に上がります。
目次
プロローグ ようこそ!ファイナンスの世界へ(「ファイナンス」は身近なところでも役に立つ 「モノの値段」はファイナンスの出発点 ほか)
1 「パンダの値段」はいくらか?(パンダの「原価」はいくらか? 過去の努力は必ずしも報われない ほか)
2 「会社の値段」はいくらか?―企業価値を計算する(バランスシートは“レントゲン写真” “大事な資産”はバランスシートに載らない ほか)
3 ケーススタディ―投資の意思決定に挑戦する(「投資すべきか?」の判断基準 NPVは“いま手に入る利益” ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
裃左右
4
中・後半は企業価値の判断方法の解説などでやや難しかったが、序盤はタイトルにある『パンダの購入価格を、入場者数の増加・関連商品の売り上げ予測・機材導入費を加味した上で考え、それが価格に見合っているかを見る』という内容になっていて面白く読めた。 自分が買いたいと思っているものが本当にその価格に見合ったものなのかを判断するという上で、この考えは役に立つと思った。2020/06/25
清水勇
3
変な題名だったが、フリーキャッシュフローや、財務諸表の「貸借対照表」「損益計算書」の考え方を理解するのには最適な本だった。特に個人のバランスシートを作って理解させる本はこれまでにもあったが、実資産や借金のみで表示していて何かしっくりこなかったが、フリーキャッシュフローの考え方を導入すると、自分自身のキャッシュフローを稼ぐ力が資産としてあり、その結果債務超過に陥っても、資本に自己資本が入ってバランスできる説明は納得だった。自分がやりたいことを見つけて「稼ぐ」ことが一番の「稼ぐ力」で資産になる。2016/07/18
ななころび
3
おもしろそうだったので手にしたのだけれど、中盤からは難しくて睡眠薬になってしまった。これはたぶん読み手の問題。昔から社会科大嫌いで拒否反応が出るので。著者の説明は丁寧です。2014/02/16
きよ
3
パンダの値段はパンダが将来稼ぐ現金で決まります。単純ですが「今日の100円は、明日の100円よりも価値がある」ので、ここで割引率が登場しファイナンス劇場が開幕。あらゆるものに値段を付けるのに必要なのはART。つまりAmount(金額)、Rate(割引率)、Time(発生期間)。本書ではFCF、WACC、NPVやらを懇切丁寧に説明してあるし、ケースもついてるし、ボクみたいなファイナンスが苦手な人には最適な入門書かなと。さて、1,400円のこの本の価値はボクの将来の稼ぎにかかってるので、後ほど復習します。2014/02/02
kobaton
2
コーポレートファイナンス!いわゆる企業の資本政策、資金調達って、超専門的な分野なのだ。企業では製造や営業の現場で働く人々が大多数で、管理会計としてのPLを目にすることはあってもBSを知る人は稀だ。ましてや資金繰りや資本コストなどに想いを馳せることはない...だからファイナンスの知識なんて必要ない。個人で株式投資する人でも突き詰めて理論を習得したいとは思わないだろう...そういう意味でこの手の本はどんなに簡単に書いても、手にする人理解する人は極少だ...でも、必要とする人には至福の書。素晴らしく分かり易い!2017/07/11