ハヤカワ文庫JA<br> パンツァークラウン フェイセズIII

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ハヤカワ文庫JA
パンツァークラウン フェイセズIII

  • 著者名:吉上亮【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 早川書房(2013/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150311230

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内容説明

ついに広江乗との邂逅を果たしたピーターの目的は、イーヘヴンの破壊と再生だった──完結篇

相応しくあれ――都市はそれだけを少年と少女に示してきた。
すべてのひとに最適な未来を導くイーヘヴン市は、
その失墜と再生を目論むピーターにより蹂躙されていく。
焔に灼かれる都市と人に直面し、
闇からの帰還を果たした乗(じょう)と末那(まな)は、
自らが生み出した罪を償うため、ある決断を下す。
永遠の繁栄を約束された楽園の終わり。
往く英雄と来たる英雄。
消えゆく無垢なる魂。
そして残された少女、美弥の選択とは――3部作完結篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

24
面白かった。まだ読み込みできてないところもあるので十分理解できたとは言えないけれど。ただ、主人公の存在感があんまりなかった様な気がする。2013/08/19

里愛乍

20
関係がありそうで、なかなかそれが見えなかった乗とピーター、末那と周藤、美弥と憧。それぞれの立場でそれぞれの場所で一気に展開し、戦いが始まり、〈co-HAL〉と彼ら3人との繋がり、過去等が明かされていきます。それにしてもⅠの時から思ってたんですが、DT小隊の雅火さんはあらゆる面で濃いですね。この人が登場するたびに目がいって仕方なかった。あと憧ちゃんもなかなか気になる子でしたので、機会があれば外伝小説レイヴズも是非読んでみたいです。2014/09/14

ドル箱

15
総評。著者が一番書きたかったのは「すくう」だったのではなかろうか。これは「救う」ではなく、ただすくうの意味だと私は感じ受けれました。そして、初刊で述べたフェイセズとは、ロックバンドの「フェイセズ」と「フェイセス」の融合の欠片と想像考察しました。フェイセスは複人称を表す意味とフェイセズはロックバンドのメンバー達、だから「フェイセズ」に成ったのではないかな。不殺と必殺の矛盾理論の着眼点も悪くなく、デビュー作(なのかな?)しては良く書けてあると思います。ただ、やや、スピード描写が欠けており、もっと、2014/08/07

磁石

14
都市のために、死ななければならない。定められた最善の選択を無視して、その罪を抱えながら生きていく。誰ひとり自分すらも、殺すことなく殺されることもなく。前巻までに感じていた、この物語世界の「狭さ」は、引っ張りに引っ張ってきた伏線=都市の構造に登場人物たちがガッチリと絡め取られていたからだった。そこから脱出して放浪し、己の「あるべき様わ」に立ち向かう。ラストは、落ち着くところに落ち着いたという安定を感じさせてくれたが、それゆえに、見ているこちらはただ眺めているだけで終わってしまった。続きはなさそう。2013/11/17

F

12
美しいエピローグ。2013/08/09

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