内容説明
二転三転する日米合弁事業の攻防の行方は!
ファミリーレストラン業のサマリン社員山崎和也は、砂漠のまん中にあるアルバカーキ-に到着した。アメリカ大手のレストランチェーン、ジョーンズとの合弁事業を進めるために、現地法人の社長井上恵子と交渉に臨んだ。社長の吉村の意を受けた和也に、この件は吉村と対立する副社長の境が進めていることがわかってきた。
副社長グリンスタインは、最初の交渉でジョーンズの日本でのフランチャイズ権の買い取りやジョーンズ買収などをほのめかせ、和也を慌てさせた。
その後の合弁交渉は、総論ではまとまるものの進展しない。
そして、サマリンの同僚が寝返ったのではという疑惑が起こり、次いで吉村が権利を持つ米国現地法人が、名前を他人の物にすり替えられていた。
本当のところは何が起こっているのか?
さらに、和也にはアメリカにいる別れた妻と娘に会うためにも、この合弁交渉を成功させたかった。
しかし、事態はさらに大きく動き……。
いよいよ、ジョーンズ会長との直接交渉が行われることになった。
会社は誰のものか?男が守るべきものとは?
今年度の日経小説大賞の受賞者による、国際色豊かな経済小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん
0
とりあえず読破したけど文章力がイマイチ~_~;2013/11/01
まり
0
外食産業の日米合併を取り巻くメインストーリーと、主人公の家族や人間関係も比較的しっかり描かれている感じ。最終章の方に来て、どうなっちゃうの?というハラハラ感で盛り上がってきたけれど、エンディングがもうちょっとドラマチックな方が個人的には好きかも。読後感が重めです。2013/10/26
Yunemo
0
まず、読み応えあり、と一言。人間の「性」と「建前」、「個人」と「組織」、「男」と「女」、「国内」と「国外」等々、日米合弁との表題ながら、いくつかのカテゴリーを、外食産業というビジネス上で対比しながら展開する物語。こう理解して読み進む。一見、非常に面白く興味深く入り込める。でも、どうにも理解し難くなって困ってしまいました。どの立場、どの対比に一番目を向ければ理解が増すのでしょう。国際経済小説ともミステリーともいえる範疇で、頭の中が混沌として、「掴み難い」との思いで読了。再読したら、もっと理解できるかも。2013/09/12
midokame
0
★★★2015/06/17
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