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内容説明
仕事において、経験や勘は大切なもの。しかし、それだけではうまくいかなくなるときが必ずやってきます。本書では、ビジネスシーンで役立つ数学的考え方をストーリーで解説。
とあるアパレル企業を舞台に展開される、感覚派で経験や勘に頼って仕事をしている主人公・木村が、突然入社してきた数学女子・智香と対立しながら、日々の業務を通じて、ビジネスに数字を使う大切さを学んでいきます。二人の会話を楽しみながら、平均の本当の意味や標準偏差、相関係数、グラフの見せ方まで身につけることができる一冊です。
目次
序章 正反対な2人の出会い
第1章 数字を使って会話できますか?
第2章 ビッグデータ時代に必要な数的感覚を持っていますか?
第3章 意思決定に数字を使う本当の理由を知っていますか?
第4章 「分析とは何か」を誤解していませんか?
第5章 エクセルでつくったグラフをそのまま使っていませんか?
最終章 数字のチカラが仕事を変える
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さら
36
算数は得意でしたが、数学は途中で挫折しました(苦笑)。でも、生活していく上で、仕事も含めてですが、役に立つ数学って簡単なことの応用のような気がします。この本に書いてありますが、小学校・中学校で習った数学で十分足りるのですよね。この本ではいかに数学的な考え方で仕事をするか、ということをアパレル会社の登場人物を使って具体的に説明していきます。図説もあり、大変分かりやすかったです。 2016/08/12
emi
27
「直感・センス・経験…それだけで仕事できるなんて思ってない?」数学女子のファッションバカな男へのきっつい発言とわかりやすい説明の数々にすっかり虜になりました!会社で数字を見ない人に伝えたい…数字を使って意思決定する理由は周りの仲間のことを考えているからだという事。本書に出てくるのは、簡単な割り算と数字の見方。標準偏差、相関関数、聞きなれないと構えてしまうけど、とてもわかりやすく書かれてます。「分析=計算ではない。分析=思考。数字や計算は、その途中で使う道具に過ぎない」学生時代の文系・理系は関係ないのです!2014/12/21
UK
27
仕事関連の本と実用書は原則として登録しないことにしているのだけど。この本はどちらとも違うある種の愛嬌がある。仕事に限らず、ごく簡単なことなんだけど、日常の我々の誤った思い込みや錯覚を数学女とファッション男の対話からなかなか面白く気づかせてくれる。読み物として結構楽しめるのではないかなあ。しかし、自分は理系だと思っていたけど、これだけ穴があるとなんだか怪しくなってきたぞ。いや、単純な理系はけちょんけちょんに扱われているからやっぱりそうか(笑)。2014/12/18
HMax
25
ムッチャ面白い!!最初は木村の顔がビッケに見えて、盛り上がれなかったんですが、それに慣れると面白い。智香が鋭い指摘を素っ気なくした後の「ニコッ」が最高。この「笑顔」重要ですね。通販サイトの存続についてのエピソード、よくわかりました。2016/09/05
かわうそ
21
非常に面白く、為になった一冊。数字は計算して「判断」するものと思っていたが、それだと不十分。もう一歩踏み込んで「読む」もの。平均や差異、実数と割合、そして分布。数字は何を示唆するのかを考える。人に伝える場合には、言葉には数字を加えて具体性を持たせる。数字には言葉と意図を乗せて伝える。なるほど。もう一歩上のコミュニケーションを目指す今、これは身につけておきたいと思った。着眼、計算、予測、伝達。マクロに続いて、また新しい遊び道具ゲットな気分。この本はオススメしたい。2016/11/11