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内容説明
東京都渋谷区春山町。新米公務員として、地元の出張所で働く巻村鶴子。初めて挑む大仕事は、ドキドキとわくわくと、ためいきとにっこりに、充ち満ちているのです。『デボネア・ドライブ』の朝倉世界一が贈る、キュンとキュートな東京ご近所物語。ブルボン小林(コラムニスト)が選ぶ、第5回「宝島社の『このマンガがすごい!』で一票も入らなかった中から選ぶベスト漫画」を受賞するなど、なにかといろいろ反響をよんだ話題作、お待たせの第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
40
タウン誌発行に向けて試行錯誤な日々の巻村鶴子ちゃん。渋谷区長や区会議員さんなど暖かい人物もさらに多数参加。悪い人はひとりも出てこない朝倉ワールド。悪い顔の人は多いが。『この漫画がすごい!』で一票も入らなかった中から選ぶベスト作品賞て(笑)サラリと描かれる老いらくの恋や、喪われた家族との絆・・・がなくてもゆったりゆっくり和めます。自転車屋のおばあさん、美しいなぁ。次巻、お父さん覚醒なるか!?2021/01/03
ぐうぐう
17
渋谷区役所春山町出張所に勤める巻村鶴子の担当は、コミュニティ紙「春山町サロン」の編集長。再開第1号を発行させるため、奔走する鶴子の日常を、朝倉世界一は焦らず、ゆったりとした展開で、あちこち寄り道もしながら描くのだ。ゆっくりと歩いているからこそ、見えてくるもの、気付かされるものがある。それは、町の風景だけではない。両親のなれそめであったりと、パーソナルな発見にも繋がっていくのだ。そこがいい。2016/01/04
筋書屋虫六
3
「お父さんとお母さんはどうして結婚したの?」つるこちゃんの疑問は、だれにでも経験のある素朴な疑問。でも巻村吾郎さん・浜さんのなれそめは、娘じゃなくても読者も知りたいよ〜。深い謎です。つるこちゃんの「春山町サロン」編集長就任で、もう一度筆を執る気になった小説家の吾郎さん。しかし、筆が止まってしまい…凍死するのは早すぎるでしょ。吾郎さんの才能の片鱗を早くみたいと思うのでした。un peuの蜃気楼・武姉は良いキャラクターですね。それからベーゴマコンビの北村さんと杉さんも大好きです。春山町暖かいなー。2013/07/31
よしだ
3
ゆったりした雰囲気と漂う不思議ワールドが相変わらず絶妙。好き過ぎるこの空気。2巻では鶴子がフリーペーパー「春山町サロン」を手掛けたり巻ムラゴローがエッセイ執筆に四苦八苦したりと色々魅力的な話があるのだが、今回は個人的には、洋菓子店un peu(アンプー)の長女・武乃が繰り出す「言葉に出せない気持ちの蜃気楼」が一押し。2013/07/31
ちどり
2
やっぱいい!ときどきめっちゃドラマティックなコマあるかと思ったら、ずっこけそうになるコマもある。細かな服のディテールも、蜃気楼が頭にもわもわ浮かぶのも、ぜんぶぜんぶ楽しい!2017/05/31