SB文庫<br> 最後の授業 ぼくの命があるうちに

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SB文庫
最後の授業 ぼくの命があるうちに

  • ISBN:9784797374186

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内容説明

名門カーネギーメロン大学の講堂で、ある教授が「最後の授業」を行った。教授の名前はランディ・パウシュ。医師からは「余命半年」と宣告されていた。世界中の人々に勇気と生きる喜びをもたらした、47歳でこの世を去った大学教授が残した感動のメッセージ。

目次

第1章 最後の講義
第2章 僕はこうして夢をかなえてきた
第3章 僕を導いてくれた人たち
第4章 夢をかなえようとしているきみたちへ
第5章 人生をどう生きるか
第6章 最後に

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

83
膵臓癌に侵され、余命数ヶ月となった大学教授が行なった最後の授業。享年47歳。残される幼い子供達や教え子達に自分の存在を、「死ぬこと」ではなく「生きること」を伝える為の最終講義。死という現実を直視して、なお前向きに生きようとする姿勢。何と強い人だろう。彼の講義のタイトルは「子供のころからの夢を本当に実現するために」。自分なら残される家族や友人に何を伝え、何を残すことができるのか。そして、自信を持って素晴らしい人生だったと言うことができるのだろうか。★★★★2016/05/30

井月 奎(いづき けい)

32
本は再読して理解を深めて、深まった理解がまた新たなものを見つける。読書の醍醐味でコツです。余命数ヶ月の大学教授による講義ですが、命が燃え尽きようとしている人へは感情をどうしても移入してしまいます。この本が再読を必要とする理由は先に述べたことの他に、感情を落ち着かせるためで、残り少ない命をご家族が慈しむ。それを読むだけでも価値はあります。しかしこの本の真価は、命はなくなる瞬間まで煌めき、天に召されても意味があることを教えてくれることにあるのです。命を輝かせて愛に形を変えて次の人に手渡す。命は永遠なのです。2016/03/28

Tui

26
ある科学者が、ガンのため48歳の若さで亡くなった。その数ヶ月前に彼が母校で行なった最終講義をもとにした本著は、人生への前向きなメッセージに満ちている。それらは、支え続けることの叶わぬ妻に、また成長を見守ることの叶わぬ3人の幼い子に向けられたもの。つまり、息子と妻への公開遺言状なのだ。〈僕は「楽しまない」方法を知らない〉と話す著者による1時間強の講義はネットでも聴くことができるが、何と、笑いと希望に満ちている。家族へのメッセージが強くあらわれた本著を読むと、講義では抑えていた別離への嘆きがより胸に響く。2015/05/31

miu

22
癌を告知されて、余命宣告を受けたパウシュが最後に選んだ授業のテーマは『夢を実現すること』。死に直面しているからこそ時間が惜しい。わたし達は忘れている。わたし達だって1分ごとに死へと近付いている。愚痴なんて言ってる場合ではない。そんな暇があったら夢を実現させる為に時間を使わなくてはいけない。諦めかけていたこともあるけれど、この本を読んでそうじゃないなと思えた。ストレートに胸を打つこの授業は、夢に向かう勇気を与えてくれた。わたしの時間だもの。わたしとわたしの大好きな人たちのために使わなくては。2016/05/24

ツバメマン★こち亀読破中

19
余命半年と宣告された大学教授の最後の授業。夢を見て、それを実現するために生きる…でも、どんな人にでも残された時間は限られている。不満を言ったり、他人の考えを気にしている時間はない。家族との時間も。こんな時代だからこそ改めて考えさせられました。2020/04/25

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