内容説明
「老後」と聞いて、真っ先に気になるのがお金のこと。でも世の中の大抵の人は、限りあるお金で最後まで上手に生きていくものです。なぜなら年を取って収入が減っても、衣食住など最低限必要な生活費も小さくなっていき、むしろ「お金を何に使うのか?」の自由度は高まるのだと、精神科医の著者は言います。そこで本書は、現役時代とは大きく異なる定年後の「節約」のあり方や、その楽しみ方を具体的にレクチャー。「趣味のお金は老後もケチらない――意外な行動力を生む!」「人生のベテランらしい『スマートな割り勘』を身につけよう」「食が細くなったからこそ『旬のもの』『土地のもの』を食べる」「『若さ』にこだわらない、『もう年だから』と開き直らない」「『捨』とは、欲望をどんどん整理していく生き方」など、“人生の総決算”に向けた、本当に自分の大切なことに「お金・時間・エネルギー」を注ぐうえでの知恵を伝授します。
目次
第1章 老いてからの「節約」とは何か?―残りの人生の優先順位をつけていく
第2章 「老いの日」の食生活―「生命の循環」を見つめ直す
第3章 自分の体との「ほどよい」付き合い方―頑張るところ、養生するところ
第4章 老後、気になるお金のこと―「経済的な不安」をどう乗り越えるか?
第5章 いくつになっても楽しく遊ぶ―地域・趣味・仕事の新たな人間関係
第6章 家族に何を遺すべきか―お金には代えられない思いと絆
第7章 最期の日まで自分らしく生きる―人生の総決算は潔く、清々しく
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
33
定年後は確かに収入は減るかもしれないが、そのかわりに時間というもう一つの財産が手に入るという言葉には納得、実際自分と向き合う時間は人生のなかで一番増えますね…。2013/07/18
アイスマン
16
消費に浮かれる時代は終わり、これからは「消費は美徳」から「節約は美徳」へ価値観がシフトしていく。 それは必要なものだけがある暮らし。あるものだけで満ち足りる暮らし。 「カニは自分の甲羅に合わせて穴を掘る」 人も自分の懐具合に合わせた生活に軌道修正すべき。 定年を前にこれからの収入に合わせた「生活のダウンサイジング」が必要なのである。2018/02/24
ホシ
13
保険に入ろうかなぁ、と考えていた時に購入した本です。ずっと積読でした。年も老境に差し掛かり…というわけでもないので、何となく今まで手が伸びなかったのですが、読んでみたら意外と面白く一気読み。著者は精神科医で、執筆時には高野山大学大学院に籍を置いていた模様。その影響もあるでしょうが、著者の主張は「老後を楽しむためには仏教精神を生活に取り入れるべし」であると私は受け止めました。私は仏教かぶれなので、著者とは馬が合いそうです。本書の最後には私の好きな『雑阿含経』の一節が引かれ、あたたかい気持ちになります。2018/06/14
Humbaba
6
歩くということは、健康にとって非常に良い影響をもたらしてくれる。普段は車を使っていたからこそ、歩くことを習慣にする価値は大きい。年を取り引退すれば、時間という資産は膨大に自分の手元に転がってくる。それを活かすためにも、今までよりも長く歩くというのは適切であるといえるだろう。2014/03/25
ひろりん
5
お金持ちより時間持ち、、、でも、やっぱりお金はあった方がいい。このご時世何があるか分からないし。震災で自宅が津波で流され、家新築し、ローンの返済中。震災さえ無かったら、このお金が老後の資金になっていたのかな・・?と思うと辛いのですが、まずは健康に気を付けていこう!!と思いました。2016/10/28
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