内容説明
世界を知れば未来の日本が見えてくる! 多極化する世界は多くのジレンマを抱えています。混沌のなか、激化する対立。今、互いに考え、歩み寄る姿勢がなければ、世界は前に進まないのです。2012年は世界の大国のトップが次々と交代しました。2013年に本格的に動き出した新しいリーダーたちは、はたして互いに歩み寄ることができるのか?世界が抱える大問題が日本とどう関係しているのか? ひとめでわかる学べる待望の図解版の第3弾です。主な内容:■イントロダクション 世界はいまどうなっているのか? ■日本が抱える大問題 ■腐っても“大”国、アメリカが抱える大問題 ■正念場のEU ■なぜ過酷なアラブの夏がやってきたのか? ほか ■特別対談 池上彰×乙武洋匡 「世界を知るということ」
目次
イントロダクション いま、世界はどうなっているのか?
第1章 先送りの国・日本は大きく前進できるか?日本の中の対立
第2章 大国アメリカの深刻な対立
第3章 経済危機から正念場のEU
第4章 なぜ過酷なアラブの夏がやってきた?
第5章 一触即発の東アジア
第6章 世界中を巻き込む共通の大問題!
池上彰の注目国&地域 いま、世界の中のホットな場所は?
特別対談 池上彰×乙武洋匡「知れば知るほど、“モノを知らない”ことに気づく。となると謙虚になれるんですよ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gummo
23
図解版と銘打つもののほとんど挿絵レベル。それでページ数を稼いでいるため中身は他の池上本に比べると随分薄い。しかし、それでもポイントを押さえた解説は十分読む価値あり。印象に残った箇所は二点。まず、従軍慰安婦問題について。日本軍が慰安所の設置に関与していたか否かは米国にはどうでもいいことであって、「戦時の女性の人権侵害」という一般論で断罪されてしまうのだという点。もう一つは、日本のアフリカへの援助について。モザンビークへの農業指導、エジプトでの大博物館建設。各地で日本の技術が役立っているのは嬉しい。★★★☆☆2013/11/22
アルカリオン
13
「図でわかりやすく説明」というよりも「文字ばかりだと嫌になる人のために大きいイラストを添えましたよ」という感じ。元になっている新書よりもかなり浅いという印象▼世界でいちばん電車のダイヤが乱れる国はどこか?こたえは「日本」。日本では1分遅れたらダイヤの乱れになるが、海外は1~2時間遅れても「乱れ」にならない。2022/03/06
takuchan
4
たとえ事実がどうであれ、過去を正当化することは国際社会では「空気が読めない人」に。本音を言うのが外交ではない。/ アウンサンスーチーは田中眞紀子に似ているというのは意外!乙武氏との対談は必読。2014/10/04
sweet november
4
一つのテーマが見開きで図解入りで書かれているので、わかりやすいです。中東の問題は、わかったかなあと思っても、また昨日だったか、米軍がアルカイダを拘束とか新聞に書いてあるのを見て、「あれ?味方同士だったのでは?」と混乱。イスラム原理主義イコール過激派も間違い。またまだ知らないことばかり。エジプトのパピルスに描かれた絵の修復に日本の和紙が使われているのに驚きと誇りを感じました。2013/10/08
Horizon09133
3
いまだに、中東の問題が複雑すぎて頭に入らない…(´・ω・`)2013/09/28