内容説明
◆「まえがき」より――力無きものには、如何なる危機も突破することなどできず、ただただその危機に飲み込まれ、打ちひしがれていく他ありません。だからこそ、我々は、どの様な危機が訪れようとも、時に鋼のように跳ね返し、時に柳のように受け流し、「強く、しなやかに、そして、たくましく」対応し続ける「力」が必要なのです。
目次
序章 「日本の強靱化」が戦後レジームからの脱却をもたらす
第1章 「今そこにある危機」を直視せよ
第2章 「富国強靱」でデフレは克服できる―アベノミクス原論
第3章 マスコミ・学者・大衆がつくる「空気」を疑え
第4章 新たな「国民の物語」を紡げ
第5章 「一身独立」して一国独立す
終章 世界一「タフ」たろうとする決意
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
7
地震などの災害、インフラの老朽化、安全保障、経済活動を見据えた公共投資を日本強靭化構想の下、実行を訴える内容。公共投資に対する偏見が覆ること間違いなし。2015/07/17
Akitoshi Maekawa
0
いろんな解釈が出来る一文→ 日本を「変える」ことができるのは日本の「外側」にいる日本「以外」野存在だ。日本の「内側」にいる者は、日本を「変える」ことなんてできない。日本の「内側」にいる者が出来るのは「自らが変わる」ことだけなのだ。2014/02/05
cotton
0
日本人が”生きやすい(p151)”物語を私も描き続けている。ながらく『魂が殺される』という問題が日本教育システムに在り(本「生き方のスタイルを磨く」感想)これも「沈黙の民(p226)」を生んでいる。7歳までは近所の子達や大人ともよく遊び、自分もその土地の「よきまちづくり(p190)」に加わりたいと願っていた。のち競争が激しく絆が二の次になり地域のお父さんお母さん隣の子との物語が紡げない。よって手を取り合って生きていくまちづくりには、デフレ脱却と並行に『学びシステムの転換』を進める必要があると強く想う。2013/07/25