内容説明
ハーバード大学の日本史講座で人気を博した新鋭が、世界へと開かれた新しい日本史像を模索するべく、旅に出た! 長い歴史を誇るイギリス、ケンブリッジ大学に研究拠点を移し、アムステルダム、ボン、パリ、ウィーン、ミラノへ……。旅と追想の中で、若い感性がたぐり寄せたものとは──。閃きと予感に溢れた清新なエッセイ。
目次
1 水の街アムステルダム(はじめての旅 マルチカルチュアリズム ヴィジョン)
2 時の街ボン(異国で日本を語る フリーマン・ダイソンとの出会い 生きている歴史)
3 光の街パリ(歴史のプリズム 命とインプレッション それぞれのプリズム)
4 音の街ウィーン(現在を生き、未来を生きる時間 失われた命を語る 歴史をシェアする)
5 匠の街ミラノ(「現代のWe」 戦後を生きる)