ちくま新書<br> ウェブ進化論――本当の大変化はこれから始まる

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ちくま新書
ウェブ進化論――本当の大変化はこれから始まる

  • 著者名:梅田望夫【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2015/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480062857

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内容説明

インターネットが登場して10年。いま、IT関連コストの劇的な低下=チープ革命と技術革新によりネット社会が地殻変動を起こし、リアル世界との関係に大きな変化が生じている。ブログに代表されるネット参加者の急増とグーグル等が牽引する検索技術の進化は「知」の世界の秩序を再編成し、ネット空間に蓄積された富の再分配が全く新しい経済圏を誕生させようとしている。このウェブ時代をどう生きるか。オープンソース、ロングテール、Web2.0などの新現象を読み解きながら、大変化の本質を捉え、創造的・積極的に対処する知を探る、待望の書。

目次

序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる
第1章 「革命」であることの真の意味
第2章 グーグル―知の世界を再編成する
第3章 ロングテールとWeb2.0
第4章 ブログと総表現社会
第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション
第6章 ウェブ進化は世代交代によって
終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

78
ITとネットによる変化を喩えると「学習の高速道路と大渋滞」。不特定多数の人が自らの知や経験をネット上に公開し、それが瞬時に整理・体系化される。高速道路を疾駆するように効率良く過去の知識が吸収でき、ある程度のレベルに達することは容易になった。ところが、同質的なやり方ではすぐに頭打ちになり、競争優位性が不明瞭になり、価値も容易に失われる。大渋滞の中では車の性能は関係ないのと同じ。高速道路を疾駆するも、渋滞になった時に考え直すのも、あるいは、最初から高速道路に乗らずに独自の道を歩くのもネット時代の個人の選択だ。2015/01/27

mitei

61
ネットのいい面を挙げている点はよいが、そんなに楽観していいのか不安になる。でも面白い2011/01/05

ワダマコト

38
今一度、ネット世界の変遷を整理するための一冊。グーグルの登場、アマゾンの台頭、ブログツールの普及など、これまでのウェブ歴史を見事に網羅。そして、特に面白かった指摘は羽生棋士の「学習の高速道路と大渋滞」。誰もがインターネットによってある準位まではスイスイと到達することができるようになったが、到達できる者が多すぎて、その先が渋滞している。なぜか大企業のポストの話を思い出したんだが、とにもかくにも今のネット界隈を知るためのベースとしてはうってつけの1冊である。2014/02/22

vinlandmbit

37
今、改めて読んでみて、本書で言いたかった時代に遅れながらなりつつあるのでは、と期待も大きかったがために一度落胆も(流行りたてたがために)あったかもしれませんが、改めて感じます。2022/03/21

SOHSA

34
《購入本》初刊から既に10年。今振り返ってみれば、どれもなるほどと理解のできることばかりであるし、著者が予想(予言)したとおりの展開となっている事象もままある。しかし、10年前はおそらく著者が本書で語っていることの十分の一も信じることができなかっただろう。そもそも当時は、今では当たり前になっているネットの「むこう側」と「こちら側」すら明確に理解できていなかった。あらためてgoogleの目指していたところ(野望)がとてつもないものであることが理解できたし、それが今後、どのような展開となっていくにせよ(→)2016/07/10

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