内容説明
1960年代のニッポンで、笑いと明るい希望をもたらした“ハナ肇とクレイジー・キャッツ”。そのメンバーで存命なのは犬塚弘ただ一人。犬塚弘は2013年、84歳を迎えたが、なお精力的に活動していて、クレイジーの誕生から全盛期にいたる活動、メンバーたちについて語ることのできる唯一の存在である。その犬塚氏を娯楽映画研究家の佐藤利明氏が長時間取材し、クレイジー・キャッツの永遠の魅力を解き明かす。
目次
序章 犬塚ヒロムという男
第1章 ヘイ、クレイジー
第2章 ジャズからコメディへ
第3章 「シャボン玉ホリデー」と「スーダラ節」
第4章 ニッポン“クレイジー”時代
第5章 ジャパニーズ・インディアン
第6章 それぞれの歩みへ第二の人生
最終章 いつまでも、クレイジー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
80
1955年クレイジーキャッツが結成された当時からベーシストを努めた著者。クレイジーが歩んできた歴史とメンバーのことや、役者として成功するまで等が書かれている。子供の頃テレビや映画で彼らのコントを見て笑っていた。彼らの経歴を見るとコメディアンが音楽をやっているのではなくミュージシャンがコントをやっていたことをあらためて知った。クレージーキャッツ7名のうち存命なのは犬塚弘さんだけだ。もう一度彼らを見てみたいなあ。新聞に掲載されたものに加筆されたものをまとめた本。図書館本2019/04/26
Saint Gabriel
13
ハナ肇とクレイジーキャッツはミュージシャンにとっても芸人にとっても教科書、いやそれ以上の存在である。読んでいるうちにCRAZY RHYTHMとSTAR DUSTが脳内で再生された。周囲の環境や育ち方は大事。2016/08/30
白い駄洒落王
10
職場での休憩時間に読了。クレージーキャッツ年代記。最後は……。人生は儚い。2013/12/01
刷子筆男
8
犬塚弘一代記。クレイジー研究の第一人者・佐藤氏がロングインタビューをまとめている。思うのだが……世のタレント本やスポーツ選手本はこの本のように、インタビューならインタビュー、ゴーストならゴーストとハッキリさせ、そのライター名も書いた方がいいと思う。少なくともこの本では「お、佐藤氏すごいなぁ」と思えたし、犬塚氏の「人柄」も伝わってきて、かなり好感。ある時期の芸能界の、貴重なオーラル・ヒストリー。かの「すぎやまこういち」ら短気なTV屋たちに文字通りワルノリも交えて渡り合うクレイジー・キャッツの、元気さたるや!2015/01/18
浅香山三郎
7
ずつと積ん読だつたのだけれども、元々クレイジーキャッツの音楽が好きだし、前に読んだ『踊る昭和歌謡』からの流れで手にとつた。 犬塚弘さんは、勿論メンバーといふことは知つてゐたが、その生い立ちについては全く知らなかつた。戦前にしては、両親も親類もリベラルで、欧米のものにもこどもの頃から触れる機会が多かつたことなど、戦後すぐにジャズマンになつていく素地があつたのがわかる。 親類に、ラスベガスのカジノホテルの支配人、菅原文太氏などが居たり、若山富三郎・勝新太郎兄弟と幼なじみといふのも凄い。2016/01/17
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