角川ソフィア文庫<br> 宇治拾遺物語

個数:1
紙書籍版価格
¥1,100
  • 電子書籍
  • Reader

角川ソフィア文庫
宇治拾遺物語

  • 著者名:中島悦次
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • KADOKAWA(2014/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044017019

ファイル: /

内容説明

全一九七話からなる、鎌倉時代の説話集。仏教説話・世俗説話・民間伝承に大別され、類纂的な今昔物語と共通の説話も多いが、より自由な連想で集められている。底本は宮内庁書陵部蔵写本。重要語句索引付き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

68
鎌倉時代の説話集。今昔物語とかぶる話も多いが、人間臭さが如実に出た話が多いように思う。山伏の法力の話や雀や亀の恩返しといった話もおもしろいが、個人的には古典の教科書にも載っている比叡の稚児の話や、桜が散るのを見て故郷の麦は実が詰まっているだろうかと気にかけて泣く田舎の児の話が好きだ。2017/11/06

佐島楓

32
勉強用。やはり古文読解力不足を実感。2016/06/19

fseigojp

28
今昔物語は平安の文章で話もちょっと長目で手ごわいが、宇治拾遺は鎌倉の文章でショートショートが多いので読むのも苦労が少なかった http://edosoko.edoblog.net/ という素晴らしい現代語訳サイトも参考になりました2017/05/22

小心

5
「住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ」「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」 この美しい歌の作者、藤原敏行朝臣が登場するお話が巻八の4、「敏行朝臣の事」。才能がある人は手にする富や名声が大きい代わりに、謙虚さを失った時のしっぺ返しもまた大きいんでしょうね。立ち直るチャンスを自ら放棄してしまった人間の弱さというものを感じます。2017/11/26

テツ

4
鎌倉時代の説話集。誰でも一度は聞いたことのあるお話が掲載されていて読みやすい。仏教説話も多いけれど、民間に広がっているタイプのいわゆる昔話的な説話も多く、こういう物にあまり馴染みの無い方にも薦めやすいのではないでしょうか。しかし学校の授業でやる古典は大して面白いとも思わなかったのに、プライベートで読む古典文学は何故こんなに面白いのか。中学高校の授業のせいでその後一生触れることの無い人間がたくさん生まれていると思うと残念。800年以上経っても物語の面白さって同じなんだなあと気づく。2012/12/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/102496
  • ご注意事項