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内容説明
自分が旅立った後のこと。そこに安心感があればこそ、余生を前向きに生きることができるのです。子どもがいる、いないの問題ではありません。自分が生きたことを忘れないでいてくれる人がいる。自分がそこに眠っていることを知ってくれている人がいる。その安心感をもって旅立つために、私たちは「魂」の居場所としてのお墓に心を尽くさねばならないのです。今の日本社会に目を向けた時、そこには一人暮らしの人たちの姿が多く映ります。高齢者ばかりではなく、四十代、五十代の人たちも大勢います。そしてこの傾向は今後も強くなってくるかもしれません。「自分が死んでしまったらどうなるのだろう」「自分が眠るお墓はどうなっていくのだろう」。そんな心の不安の声が聞こえてくるようです。本書は、今後ますます増えるであろう「自分のお墓の不安」に対する、著者からの提案です。生前にどのような終活をすれば、人生が豊かになるかを著します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
死後の準備をする。それは、人生も終盤に来た人のものというイメージがあるかもしれない。しかし、納得できるものとつくろうと思えば、気力と時間の双方が必要である。まだまだ先のことだとわかっている状態で準備を積み上げていくことで、本当に満足できる最期を迎えることができる。2013/12/07
もけうに
4
私より上世代向きの内容だが、禅の心得が行き渡る美しい文章が味わい深く、心に染みる内容だった。感じても良い、だが執着しない。お墓は一人になれる場所。お墓の意義がわからなかったが、残された人が心を整理するための場所と思うと、意味はあるかも。「カタにはめて暮らす」2022/03/14
Jiro Fujita
2
そろそろ、自分自身のことでこういうことも考えていかないとなぁ。2015/06/06
nobu0326
1
考えることを出来るだけ避けていますが、人の生き死にのありようについての指標ですか。2016/09/11
mintia
1
古い慣習を大事にしすぎると、やらないといけないことが増えてしまう。自分は散骨でいいや。2016/08/14
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