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内容説明
最近出されたWHO(世界保健機関)の推計では、「世界人口の約5%が、うつ病に罹患している」と考えられています。内閣府が「お父さん、眠れてる?」というキャンペーンを始めたのも、うつ病は早めに医者にかかってもらったほうが、自殺のリスクを減らしたり、治らない状態になりにくいというコンセンサスがあります。軽症のうちに治しておいたほうがいいのは、うつ病が自殺という最悪の結果を招きやすい病であるだけでなく、脳の神経細胞に変化をもたらす病気で、放っておくと非常に治りにくい脳の変化をもたらしてしまうという脳科学の知見もあるからです。今回は、私自身の大きな関心テーマである「自殺予防」「うつ病の脳科学」、そして新しい治療法の一つとして注目されているTMS治療を行うクリニックの方と知り合いになれたことを含め、「うつ病の早期治療」について、新しい情報を提供できたと信じています。(和田秀樹/「まえがき」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Matoka
13
うつ病は進行性の病気で、自然治癒はなく、時間が解決してくれることはまずないというのが怖かった。「自動思考を止める方法」と 「認知療法」が気になる。2018/08/11
melon
12
うつ病の予防法 ①思考を変える ②食生活を変える ③太陽光を浴びる2015/07/15
くろまによん
7
わかりやすく、かつ核心に触れてくれる。この手の本では一番わかりやすくためになった。2014/06/14
Humbaba
2
医学はものすごい速さで進歩を繰り返している。特に心の病はまだ研究が進んでいない分野であるため、その速度がとても速い。これまではわかっていなかったことや効果が薄かったものも、しっかりと判明したり、効果が十分に出る薬が発明されることもあるため、一昔前の情報で判断してしまうと本来はしなくてもよい苦労や時間を要してしまう可能性もある。適切に情報に当たれば、それだけ快癒するまでの期間も短くできる。2024/04/18
usurakage
2
結論はタイトル通り。1.思考を変える 2.食生活を変える 3.太陽光を浴びる 魚と肉を食べたほうが良いらしいよ!肉を我慢しなくていい理由ができた。うつのメカニズム=神経伝達物質の不足が脳の神経細胞にダメージを与え、その結果として、うつ病が起こっている。 一番イヤなデメリットは「免疫機能が低下して、他の病気も併発すること」。 NK細胞が不活性になる。早朝覚醒はうつの特徴。 自動思考。悲観的な思考に「根拠がない」ことを理詰めで示していこう。 一人相撲の考え方をやめよう。ソクラテス的質問法。二分割思考を解こう。2015/10/16