内容説明
「久良っちは普通の探偵じゃないんだ。なんと、実は、まさかの幽霊探偵なんだよ……!」 女子高校生の夏芽は家庭の事情で、東京の下町谷中の永弦寺に居候することになった。そんな夏芽の前に現れたのは、幽霊の最後の願いを叶える探偵・久良知に、元ホストの美形僧侶・弓弦、ゴスロリ美少女のミワたち個性あふれる人々。普通の女子高生のはずが、夏芽は幽霊探偵の助手をすることになって!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
65
ワケアリ女子高生がいついた場所は「十二市に変身する同級生の家」「学園OGでもある大おばさんの家」「クールな作家の小母さんの家」「道玄坂にあるサイキックリサーチ」「真夜中にしか開かないパン屋さん」ときて次は何と「お寺さん」谷中根津千駄木はしょっちゅう遊びに行っている場所なので、なんとなく親しみがあって楽しく読めました。こんなお寺、きっとどこかにある。第三話にホロリ。お兄ちゃんはお兄ちゃんてだけで辛い時もある。NO WHERE 何処にも行き場が無いのなら。NOW HERE こここそがあなたのいるべき場所なのだ2013/09/27
honoka
27
英田さんの非BL本。お話は面白かったけど幽霊が見えてしまう探偵の助手になるヒロインが普通の女子なので興味が薄くなってしまうなぁ。2014/04/22
nono
19
BL作家の英田先生の非BL作品。連作短編集。家庭の事情で永弦寺に居候の女子高生が、幽霊が見える探偵の手伝いをする事に!?元ホストの美形僧侶や、元気な双子、ゴスロリの憑坐、怪しい葬儀社員など、登場人物も多彩。この世に残された想いを叶えさせる人々のお話だが、あっさり読めました。ラブ要素欲しいです^^続き行きます。2017/01/05
瀧ながれ
15
漢字の使いかたに雰囲気がある人だなと、思いました。ひらがなに開く人が多いなか、ちょっと印象に残ります。「英田サキ」作品は読んだことがないので(たぶん)、先入観なしで、おもしろかったです。2013/06/27
にゃんまげこ
12
アイダさん初読み。ワカマツカオリさんのイラストに惹かれて…。軽めな感じかと思いきや、結構設定もしっかりしてて面白かったです。登場人物が多いわりに、それぞれが個性的で読みやすかった♪続きも積んであるので、楽しみです。2016/10/31