内容説明
「私に、温泉を調べさせてくださいっ!」
山ばかりの貧乏国家「ユ国」の王子アリマは国の財政難を解決するための方策について悩んでいた。そんな彼の元にある日、隣国の研究員が訪れる。古代の遺跡を調べる研究者である少女ハナは、ユ国唯一の特色である「温泉」には合成すると特殊な効能を発揮する性質があることを明らかにする。
ハナの助力を得てアリマは「温泉を使った旅館の経営での財政再建」を目指すが、来るのはドラゴンや勇者など、一筋縄ではいかないお客様ばかり。
ドタバタ&ほのぼのに入浴シーン大サービスで送る温泉ファンタジー営業開始!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴローさん
20
温泉+ファンタジー。素晴らしいですね。(混浴が)ハナが可愛すぎてヤバイ。ミササのロリババァ加減も良いッスね!温泉。とだけあって終始ほんわかとした空気で軽い気持ちで読めます。温泉のハチャメチャな効能を使って帝国軍を追い返すシーンに大笑いしてしまいましたwこれを読んでいると無性に温泉に入りたくなります。2013/07/14
1_k
15
いきなり主要人物が悲惨な死に方をしそうになってシリアス方面かと思ったら、ゆるいコメディ寄りっぽく、若干戸惑った。そういうもんだと分かれば、そういうもんとして楽しめる。クライマックスも兵力の数とか出てきて、こりゃあ突然軍略ストーリーになるのか、とおもいきや、脱力系の解決方法。ワロタ。傑作とか手放しで褒めるレベルではないものの、思ったより面白かった。2013/06/13
シュエパイ
14
そうか、温泉とは奇跡の魔法だったんだ……!なんの役にたつんだという温泉の効能が、ユの国を救いドラゴンを鎮める物語でした。マグロは確かにいいよね(笑)ドラゴンの願いの顛末が、少ししんみりとしたり。後書きの、作者と知人のやり取りでクスクス笑いつつ。次巻はどんな訳のわからない効能になるのか楽しみなのです2013/05/24
カインズ
13
【雰囲気ぬるいが、湯加減よし】★★★★☆ そもそも国が赤字の理由ってなんなのさとか設定に突っ込みたいところはあるのだけれど、数種類の温泉を掛け合わせることでトンデモな効能を生み出すという錬金術にも似たアイディアが面白かったです。ヒロイン達はもちろん、男性キャラの個性もしっかり描かれています。のんびりとした雰囲気の中で繰り広げられる穏やかな物語が楽しめました。最後のバトルも温泉の効能を活かした、真剣ながらもユーモラスなもので独特の味わいがありました。湯上がりのような温かさを感じられる作品だと思います。2013/05/26
サキイカスルメ
12
庶民的すぎる王様と王子様親子にほのぼのするのが正解とみた。王子様による温泉国おこしのお話。コメディでした。楽しかったです。混浴シーン多発ですが、いやらしさがなかった(いや、これ褒め言葉ね)のがよかったのかも。温泉というよりは、魔法薬ですが色んな効能があるのは楽しかった。馬をマグロにしちゃう効能をちゃんと活用できたのがすごい。女の子達も可愛いし(まぁ、実質普通の女の子なの一人だけなんだけど)あとはお姉ちゃんと元ドラゴン幼女だからね。ゆるコメ好きにはおすすめできそうです。続き待ってます。2013/05/29