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内容説明
20世紀初頭まで、ヨーロッパ最大の王朝を誇っていたハプスブルク家。その終焉に輩出した華麗な5大スターを襲った悲劇を語る!マリー・アントワネット、マクシミリアンメキシコ皇帝、シシーと呼ばれたエリザベート王妃、ルドルフ皇太子、フランツ・フェルディナント大公夫妻の最期は、処刑、暗殺、心中と、あまりに悲劇的だった。時の皇帝、フランツ・ヨーゼフを悲しみの淵に沈めた彼らの物語とは。文庫書き下ろし。
目次
第1章 最期の日のマリー・アントワネット(喪服の王妃 幻の脱出計画―カーネーション事件 ほか)
第2章 メキシコに散った若きマクシミリアン(謹厳実直な皇帝と朗らかな貴公子 歓迎された結婚 ほか)
第3章 ルドルフ皇太子の悲惨な情死(血まみれの死 ひと目ぼれ ほか)
第4章 レマン湖のほとりで終焉を迎えたシシー(皇妃の旅路 美貌の皇妃)
第5章 サラエヴォに轟いた銃声 フランツ・フェルディナント大公夫妻暗殺(皇位継承者の歓迎されない結婚 あまりに悲劇的な偶然)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴
20
マリー・アントワネットだけが目的だったので、マリー・アントワネットの章だけ読んだ。皆さんのレビューを見たら、何やら興味深く、他も読みたくなったが、すでに返却しなくてはならず。また機会があったら読もう。2015/03/09
e
13
タイトルにはマリー・アントワネットとあるものの、マリーだけではなくハプスブルク家の悲劇を描いたもの。夏にエリザベートのミュージカルを見に行くので予習に。マリー以外はフランツ・ヨーゼフ皇帝の家族の悲劇なのでどちらかというと皇帝メインかも。立派な皇帝であったにも関わらず次々と悲劇に見舞われる様子が気の毒で心が痛みました。2019/05/05
逢日
4
人気物のアントワネットを冠にしているが、アントワネット→マクシミリアン→ルドルフ→エリザベート→サラエボ事件と短編集。しかもアントワネット以外は全部フランツヨーゼフ治世下と、皇帝が気の毒になってくる仕組み。この人全然悪くない人なのにな・・・事実上ハプスブルク終焉の人物として、ルイ16世のように凡庸でないしっかりした人だけに可哀想。大時代の変わり目には必ずしもドラマが生まれるものだなぁ。2014/05/10
Oke
2
マリー・アントワネットはベルばらでしか知らないから、ロザリーが実在した事に驚き、牢獄での日々が哀れでした。他の4人については既読の内容なので特に珍しくはありませんが、ルドルフの章はマリー・ヴェッツェラの動向が中心で、少女の愚かさが痛かったです。誰かゾフィお母様で史実に忠実に書いてくれないでしょうか。2013/06/17
あおい
1
読んどいてなんだけど、処刑とか暗殺とか、、、共感脳が機能しちゃって鬱々した気分になっちゃった。史実なんで淡々として読めばよかったんだけどね~2019/02/14