出版社内容情報
脂っこいものをお腹いっぱい食べても腹が凹む
世界最先端の食事術!
「本書を手に取られた読者の方の中には最近おなか周りに脂肪がついて気になっていると
いう方もいらっしゃると思います。
そのような方の中には高脂質食を摂ることでおなか周りに余計に脂肪がつくのではない
かと考えられているかたもいると思いますが、まったくの誤解です」-―監訳者・金森重樹
世界一の肥満大国・アメリカの食生活を激変させた「脂肪を食べて脂肪を燃焼させる」
画期的な減量法・ついに日本上陸!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bonbon99
20
実は脂質が内臓脂肪や減量に役立つことを理論と実践で導く本です。実践編はアメリカ人で相当太っている人を対象としているので、現実的ではないが、古代人を基本とした食生活が基本。脂肪は脳や体内の代謝に必要不可欠で、良質の脂肪を場合分けし、理論的に説明してくれる。私が特に本書から感じたのは、オメガ3と言われる、EPA・DHAが重要ということ。特にこれらは、魚(アジ、サバ、イワシ、鮭など)から摂取できる。魚を食べると頭が良くなるという歌があったが本当かもしれない。意識して、サバ缶などを買い摂取している。続けていく。2021/09/05
baboocon
18
すでに知っている内容もあったものの、脂質を摂ると太るというのは誤解だということを、豊富な研究論文を引用しながら説明している。脂質とひとくくりにいっても由来や組成により質の良し悪しがあり、一般的にヘルシーだと考えられている植物油は肥満のもととなり、体に悪いと言われてきた飽和脂肪酸も種類によっては健康に良いというのは、改めて覚えておきたい。2020/07/18
山のトンネル
6
★★本書は「高脂肪」・低炭水化物食を軸に各種の研究を引用してまとめたものである。引用する論文については研究資金の出どころ、ランダム比較化試験など信頼度が高いと思われるものを著者が選定。その上で、前半は脂肪に対する誤解を解くために、高脂肪食事と高炭水化物・低脂質食を比較しながら議論を進める。類似本と異なる点は脂肪への熱いこだわりであろう。食品の脂肪を単一組成として見なすのではなく、その含有バランスに目を向ける重要性を説く。【問い】炭水化物と脂肪の代謝は異なるという。では、脂肪の代謝はどのように行われるのか?2021/05/08
猫のかずは16歳
2
勉強になったけどだいぶん外国寄りのデータでした。802021/03/25
Noriko Washio (Hattori)
2
ダイエットのためには脂質を減らさないと…と思われがちですが、 この本は「高脂質・低糖質食」でダイエットができることを 解説しています。 文章はとても学術的で、個人的な感想としては「読みこなし理解するのは難しい」。 後半になって具体的にこのようなものを食べたほうがよい、 これは食べないほうがよい、といった解説がありますが、 そこにたどり着くまでの解説がすっと頭に入るようなレベルではありませんでした。 (きっとこの手の話に精通している方には、理解しやすいのかもしれませんが)2020/07/03