ドキュメント 遺伝子工学 - 巨大産業を生んだ天才たちの戦い

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ドキュメント 遺伝子工学 - 巨大産業を生んだ天才たちの戦い

  • 著者名:生田哲
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • PHP研究所(2013/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569812021
  • NDC分類:467.2

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内容説明

1970年代、アメリカでは糖尿病患者が増え続け、当時ウシやブタから抽出して入手するしかなかったインスリンの供給不足が危惧された。打開策は、バクテリアにヒトインスリン遺伝子を入れてインスリンを生産させること。このテーマに天才たちが挑み、壮絶な戦いが繰り広げられた。のちにノーベル化学賞を受賞した科学界の巨人ウォルター・ギルバート、わずか1000ドルの出資金で生まれたベンチャー企業ジェネンテック社、そのチームに参加した日本人研究者・板倉啓壱……。この戦いが遺伝子工学という新しい科学分野の礎となり、バイオテクノロジーという巨大産業を生むきっかけになったのである。科学史上に残る研究競争を、アメリカで板倉啓壱の指導を受けた著者がドラマチックに語る。

目次

第1章 遺伝子レベルで糖尿病を追いかけろ<br/>第2章 ハーバード大学の生物研<br/>第3章 遺伝子組み換えは安全なのか?<br/>第4章 革命に必要なすべての道具がそろった<br/>第5章 ジェネンテック社誕生<br/>第6章 ヒトタンパク質を大腸菌がつくった<br/>第7章 絶対的エース<br/>第8章 熾烈な争いが進化をもたらす<br/>第9章 ギルバートチームの奮闘<br/>第10章 大腸菌によるヒトインスリンの生産に成功<br/>第11章 ゴールドラッシュが始まった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プラス3

5
う~ん、面白いテーマだと思うけど、分量が少なすぎやしないかい?。ストーリーの部分はもっとあった方がいい。あと、ストーリーと説明の部分がもうちょっと分けて書かれてたら良かったかな。2013/09/22

Mark.jr

2
一般的に遺伝子工学と聞くと、クローンなんかが思い浮かぶわけですが、本書で扱われているのは人工インスリンの開発になります。Xファイルのように一つの企業に焦点を当てるのではなく、競合する複数の企業を登場させることで、ドラマを作り出してます。遺伝の基礎などもキッチリ書かれています。2021/06/05

つる

2
遺伝子工学によるヒトインスリンの生産成功までのドキュメント。科学者チーム同士の闘いの激しさを表そうとしているのはわかったのだが、チーム、場面の切り替えが多過ぎてドキュメントとしてはわかりにくかった。遺伝子工学は興味がある分野なので今後は基本を含めて他書で学びたい2014/05/27

ayumyn

2
遺伝子工学のおこりからヒトインスリン生産までを描いたドキュメント。内容は興味深いけれど、場面の転換が多く少し読みにくく感じた。登場人物が多くて整理しながら読む必要があるので、人物紹介のページがほしい。2014/05/03

わたるっち

1
技術勃興時のエキサイティングな雰囲気が伝わってきた。2016/12/04

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