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内容説明
誰でも豊かで幸福になれる! 日本人が書いた最高の人生哲学。貧農に生まれながら苦学して東大教授になり、「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資して巨万の富を築いた男、本多静六。定年と同時に全財産を寄付して、働学併進の簡素生活に入った最晩年に語った普遍の真理は、現代を生きるわれわれにいまなお新鮮に響く。「人生即努力、努力即幸福」をモットーに生きた人生の達人による幻の名著!
目次
私の財産告白(貧乏征伐と本多式貯金法 金の貯め方・殖やし方 最も難しい財産の処分法 金と世渡り これからの投資鉄則)
私の体験社会学(儲かるとき・儲からぬとき 儲ける人・儲けさせる人 人間的サラリーマン訓 人を使うには・人に使われるには 平凡人の成功法)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりやまたけよし
66
時代は明治から昭和にかけて。貯蓄法や人生訓。内容が陳腐化していないのは、人間ってそう変わるものではないという事かな。2018/09/13
すしな
49
052-23.元祖ライフハッカーですね。凡人の努力の仕方を解説してくれるのですが、ただ闇雲に前に進むのではなく、目的にいかに近づくかということで、マイルストーンを設けてクリアしていくために、見えないことを見えるようにして、上がっているのか下がっているのか見られるようにしておくのが大事なのだなと思いました。ただ、見えないことがなんなのか?を見極めるにはやっぱり天才じゃないといけないのかもしれないなと思いました。2023/04/20
ちくわ
47
特に蓄財が好きな訳ではないが、少し前に読んだ『バビロンの大富豪』が面白かったので同じ系統かな?と読んでみる。収入の一部を強制的に貯金&それを堅実な投資で増やす…などいきなり同様の手法で笑った!勿論今の時代投資は簡単ではないが、倹約&貯金は投資に比べるとまだ敷居が低い。知り合いの車屋の爺ちゃんは稼ぎは少ないのに大変な倹約家で家や土地などそこそこの財を築いているが、意外とそんな人はいるもんだ。まずは貯金から!これが普遍の真理なのだろう。最後に『働学併進』=己の理想を表す四字熟語だと感じた。こう生きてみたい!2023/12/31
Kentaro
47
もとより吝嗇と節倹とは全く別物である。吝嗇は当然出すべきものを出さず、義理人情を欠いてまでも欲張ることで、節倹とは似て非なるもはなはだしい。節倹は出すべきものをチャンと出し、義理人情も立派に尽くすが、ただ自分に対してだけは、足るを知り、分に安んじ、一切の無駄を排して自己を抑制する生活を指す。 ところが、この両者が実際世間からは往々同一視せられ、節倹がいかにもしみったれな、吝嗇であるかのように罵られやすい。ここで、たいていの人は節倹の辛抱ができなくなり、また辛抱ができ難いことの口実になってしまう。2020/03/22
harass
46
PrimeReadingで再読。執筆時85歳の著者。蓄財と仕事と人生についてのあれこれ。蓄財については王道。給与四分の一の天引き、ある程度溜まったら、投資。著者の場合は森林不動産購入。地代配当などが所得を超えたが、60になってほとんどを寄付したとか。執筆や公演などの副業も。ここあたりは他に読んだことがあったが、仕事について、『仕事の道楽化』楽しむようになるまで勉強努力をすることを勧めている。それに資産家であることの世間的な妬みの対策や処世術なども。思いのほか学ぶところが多く実りのある読書だった。良書。2023/11/03