集英社文庫<br> 昭和特撮文化概論 ヒーローたちの戦いは報われたか

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集英社文庫
昭和特撮文化概論 ヒーローたちの戦いは報われたか

  • 鈴木 美潮【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 集英社(2019/03発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087458541
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0195

内容説明

月光仮面、ウルトラマン、仮面ライダー…。老若男女、誰の心にも思い出のヒーローが存在するはず。世相や社会情勢を色濃く反映してきた彼らが戦った敵とは。彼らが死闘を通じて残してくれたメッセージとは何か。新聞記者である著者が、キャストやスタッフの証言を交え、ヒーローの歴史を解き明かす。親しみやすい切り口から昭和を振り返り、平成、そしてその先の新時代を展望する。コラムも充実!

目次

敗戦国日本にヒーロー現る
巨大化したヒーロー
旋風巻き起こす「石ノ森ヒーロー」
悪の組織の変遷
豊かさの歪みが露呈する時代、「川内ヒーロー」再び
魅惑のカルトヒーローたち
アブない魅力の「悪のヒーロー」
ヒロイン、前線に立つ
ギネス級番組『スーパー戦隊シリーズ』の足跡
冬の時代の『メタルヒーロー』
ヒーローたちの応援歌
スーツアクターの矜持
平成の時代、ヒーローたちは…
ヒーローたちの思いは実を結ぶか

著者等紹介

鈴木美潮[スズキミシオ]
1964年東京都生まれ。読売新聞東京本社社長直属教育ネットワーク事務局専門委員。私立雙葉学園から法政大学を経てボストン大学卒業。在学中に米国連邦議会下院議員事務所でインターンを経験。88年、ノースウエスタン大学大学院にて修士号(政治学)を取得。89年、読売新聞社入社。政治部、文化部、メディア局などを経て現職。特撮ヒーロー番組の出演者やスタッフ、歌手などを招いてのトークイベント「340 presents」を主催するほか、「よみうり大手町ホール」の企画プロデューサーとしても活動。豊島区国際アート・カルチャー都市プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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rico

73
ヒーロー(達)が変身して悪の組織や怪獣と戦うという基本フォーマットで半世紀以上続いている特撮。著者はいわば元祖特オタ少女。主役に悪役、主題歌、スーツアクターなど、特撮の魅力を知るためのあらゆる要素を新聞記者らしく時の社会情勢と絡めて論じつつ、愛が止まらない!ネットもなく同好の士を見つけるのも難しかった時代に、一人特撮愛を貫き、今こうやって語ることのできる喜びに溢れています。悪の組織の方が女性活躍が進んでたのね~、なんて分析も楽しい。本書は平成末期までが対象ですが、令和編も期待したくなります。2021/07/05

活字スキー

30
1958年2月24日。日本で初めての国産特撮ヒーロー『月光仮面』の放送が始まった。そして71年の『ミラーマン』に恋した少女は仮面ライダーをはじめ多くの特撮ヒーローを師とし、兄と慕い、新聞記者を経て……立派な特オタ女子となりましたとさ。そう、これは「敗戦後のどん底にあった日本人とともに在り続けた日本固有の文化である特撮ヒーローには、人の人生を大きく左右するだけの力がある」ということを思いしらされる、愛と勇気と希望に満ちた文化論なのだ。感動!君も泣け! 2019/07/23

yyrn

27
特撮の2大ヒーロー「ウルトラマン」と「仮面ライダー」をリアルタイムで見てきたが、これほどの思い入れを持ってみていた人がいたとは驚きだ。いやマイッタ!子ども相手のテレビドラマに、その時代時代の課題に向き合い、解決に向けたメッセージがヒーローの活躍には込められていたのだ!と熱く真面目に語りかけてくる。恐れ入りました。特に、作者が女性のためか、登場する女性の位置づけの変遷解説が面白かった。初期のドラマに登場する女性は助けられ要員に過ぎなかったとか、5人の戦隊モノで紅一点から女性が二人になった時代背景とか⇒ 2020/04/28

リキヨシオ

25
大人が見ても楽しめる「平成特撮ヒーロー」に対して「昭和特撮ヒーロー」は完全に子供向けに製作した番組だった。子供向けだからこそ、ヒーローが子供達に語りかける真剣なメッセージはとても熱くて「教育番組」という側面が強かった。月光仮面に始まり、ウルトラマン、仮面ライダー、戦隊ヒーロー、メタルヒーローと繋がってきた昭和特撮ヒーローは世相を反映させた内容が多く激動だった戦後復興から経済成長を遂げた日本の光と闇を自由に表現し続けた。コンプライアンスやネットのない時代だからこそできた事。ある意味今の時代は窮屈だと感じる。2019/04/15

春風

23
こどもの頃には、ウルトラマンも仮面ライダーもいなかった。そんな世代の自分のヒーローは、再放送で画面狭しと斗う、昭和の高度経済成長期日本の特撮ヒーローたちだった。本書は昭和特撮作品を網羅的に解析し、文化概論という位置付けで再評価を行っている。なにより、著者の特撮愛が凄まじい。『優しさを失わないでくれ 弱い者をいたわり互いに助け合い どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ 例えその気持ちが何百回裏切られようとも』不撓不屈のヒーローたちは、未だ我々に、夢や希望の大切さを示し続けている。 2019/07/18

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