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出版社内容情報
時は大正末期。滋賀県琵琶湖のほとりの五個荘町(現・東近江市)。大商家の長男・近藤大作は、優秀な成績で小学校を卒業した。祝いの言葉とともに父から贈られた包みの中身は、鍋の蓋だった。父は、明日からそれを行商して売ってこいと言う。
売れなければ、たとえ長男であっても、店を継がせることはできないと。
「なんで。なんで、こんなもん売るの? なんで?」……
それは、何不自由なく育ってきた13歳の少年に初めて与えられた試練だった。
途方に暮れながらも、一人鍋蓋を売りに歩く大作。母親も、親戚も、知人も頼れない。
足を棒にして歩いても、鍋蓋は売れぬまま、3か月が過ぎる。
商いとは何か。家を継ぐとはどういうことなのか?
苦難の末、ようやく大作は、商人の、そして商いの魂を知った。
涙の先に大作が見たものは?……
30年前に、映像作品として人々の胸を打ち、涙を誘った名作が、
いま、漫画として、再びの感動をお届けします。
内容説明
商いとは?跡を継ぐとは?映画化され人々の心を打った名作がマンガとして今、再びの感動を贈る!
著者等紹介
竹本幸之祐[タケモトコウノスケ]
1928~1989。石川県出身。予科練を体験。戦後、舞台演劇に魅せられ一時活動。のち松竹系京都映画を経て、1975年日本映像企画設立。『近江風土記』『いのちの水』など100本余のドキュメント映画を制作
大野志信[オオノシノブ]
1959~。愛媛県出身。漫画、イラスト、水墨画を描く。1983年「ACE‐001」(『月刊フレッシュジャンプ』掲載)で少年漫画デビュー。専門学校松山ビジネスカレッジクリエイティブ校非常勤講師。NHK文化センター松山教室漫画・キャラクター講座講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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