内容説明
酒を愛し、酔いどれ同心と陰口を叩かれる南町の定町廻り・刈葉三九郎。非番の昼下がり、桜見物で賑わう飛鳥山で扇屋の娘・お藤を楯にして暴れる、島抜けの咎人を捕らえた。その三日後、お藤が誘拐され探索に乗り出した三九郎に、父親が意外な告白をする…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひかつば@呑ん読会堪能中
5
呑んべぇ同心三九郎の第3巻。この作者は当たり外れが大きいのだが、これは楽しめた。短編4つはいずれも軽くてトントンと運ぶ話なのだが、謎解きもあって読後感はいい。次にも期待できるな。2013/07/08
いえのぶ
0
酒が好きで夕方を待つことから宵待ち同心とあだ名される刈谷三九郎が事件を解決する。 -花見に行った娘が誘拐される -曇り空の日に見かれられる美人 -盗人の人助け -金色の猫の噂 4つの独立した短編。適度に短いのでちょっと空いた時間に読みやすい。2013/08/22