内容説明
南町奉行所の定町廻り同心・刈葉三九郎は、夕方から遅くまで酒を呑むのがこの上ない愉悦と感じていた。そんな刈葉を知る者は、陰で「宵待ち同心」と揶揄していた。刈葉が、いつものごとく酔って月夜をそぞろ歩きしていた時、楓川の傍にいる女に出逢った…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rakim
10
3巻セットで購入したまま、たぶん10年ぶりぐらいに出てきた本。時代小説は何時読んでもそれほど変わらないのがよいですね。酒好きで剣の達人の同心って、ありそうなパターンですが、「腹を切らなくてはなるまい」という事情もある。これからどうなる?と案外に面白く次巻へ。2017/08/21
ひかつば@呑ん読会堪能中
3
夜の酒が好きなので「宵待ち同心」ということらしい。川に飛び込もうとする娘と出会うという出だしは面白く、予定調和なところはあるがスイスイと楽しませてもらった。が、最後の三両の意味がよく解らないうちに終わってしまった。呑みながら読んだせいなのかなぁ。2012/09/29
いえのぶ
1
チョイ悪の同心もの。酒を飲むのが好きで、暗くなるのを待つことから付いたあだ名が”宵待ち同心”。ほろ酔いで帰宅途中で暴漢に襲われる。翌日も続けて同心が襲われる。シリーズ1作目で、常連になりそうな脇役がちょっと癖があるキャラクターで今後が楽しみ。2012/08/13
はっしー
0
図書館本。知らぬうちに再読していた笑。2度楽しめたから良しとしよう。最終話は少しハラハラ。丸く収まって(?)目出度し、かなぁ~。シリーズ2に進もうと思っていたら、図書館には蔵書無し… うーん、古本にするか2023/03/28