ハヤカワ文庫JA<br> ダイナミックフィギュア(上)

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ハヤカワ文庫JA
ダイナミックフィギュア(上)

  • 著者名:三島浩司【著】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 早川書房(2013/08発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150311117

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内容説明

地球に飛来した謎の渡来体が建設した軌道リング・STPFは“究極的忌避感”と呼ばれる苦痛を生物に与える作用があった。リングの一部は四国に落下、そこから発生した生物・キッカイは特殊な遺伝メカニズムで急速に進化し、人を襲った。日本政府はキッカイ殲滅のため、二足歩行兵器・ダイナミックフィギュアを開発する。19歳の栂遊星(とが・ゆうせい)はその操縦士として訓練を受けていたが──。実力派による究極のリアル・ロボットSF。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

37
紹介していただいた本。芝村裕吏さんの推薦帯にも惹かれた作品。地球に飛来した謎の渡来体による地球侵略モノ。現時点では、頭の中に浮かんだ幾つかの作品との大きな差別化は出来なかった。それでも、分厚い文庫を薄く感じたのは事実。自分の中の評価は下巻読了後に。2017/11/04

chiseiok

13
【ネガティブ感想です/閲覧注意w】リアル怪獣物からリアル巨大ロボット物へ…という流れで手を付けましたが、読メ始めてから初の途中挫折、しかも上巻八分目。読書目線が滑りまくって全く楽しくなくてギブアップ(^^;。下巻解説によると、著者としてはキャラクター小説には興味がなく、なによりこだわったのは設定との事。この読み味は作者は想定内、自分は想定読者外でした(笑)。つい比べてしまう『機龍警察』が自分的にジェットコースターだとすれば、本作は同様に平地の人力トロッコといった印象でした。ホント読んじゃってごめんなさい。2014/08/16

緋莢

12
突如、現れた渡来体が、わずか十六日で地球の周りにリング状の構造体を建造。STPFと呼ばれるそれの2つ目が作られようとする中、新たな渡来体が出現。その建造を巡って、戦闘を始める。STPFの一部が四国に落下、そこから発生した〝キッカイ”と呼ばれる生物が現れ、それに対抗すべく 二足歩行兵器・ダイナミックフィギュアが作られて…大森望書評で巨大ロボットものと紹介されていて、興味を惹かれた作品。ただ、文章が壊滅的に自分にあわず、何とか読み進めるも600ページは長すぎ…という、思いしか出てきませんでした。2023/11/13

ドル箱

10
上感想。ん?「泣いた赤鬼」か「桃太郎」がベースなのかな。近未来SFメカアクションなのですが、何故か「絵本」に見えてしまう。色んな設定で作り込まれていて、なかなか悪くないのですが、ちょっとプロットが雑ですかな~。まず「起」の発祥の説明不足、5W1Hが出来ていない(何故そういう起源になったかが説明出来ていない)次、二種類の種の行動原理が何時そうなったのか、次、それぞれの立場の心理描写と行動描写が突発的(特に他サイドの描写)で、そこの彫りが欲しかった。それとも下巻でそこをじっくり書くのか?下巻で総評したい。2014/08/03

クライン

9
「シオンシステム」が私にはも一つティン♪とこなかったので入手を迷っていたが、筋を眺める限り本線にはキてる内容なので購入。だが読まず嫌いを後悔する破目に(>_<)。登場人物も多く、SFらしい設定も満載だけれどページが進むことといったら。場面もよく変わるけど繋がりも滑らか、おかげですんなり、コックピットに乗り込む如く物語に入っていける。キャラがそれぞれ丁寧に描写されているのも好ましい。仔細は下巻読了後といたしますが、何処に着地、飛翔していくのか楽しみです。是沢氏にシビれて憧れるウ!2013/09/21

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