千年万年りんごの子(2)

個数:1
紙書籍版価格
¥639
  • 電子書籍
  • Reader

千年万年りんごの子(2)

  • 著者名:田中相【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2013/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063806250

ファイル: /

内容説明

六十年前に絶やしたはずの祭儀の復活により朝日(あさひ)は、おぼすな様という土着神の妻となった。りんごの市場価格の暴落により、“一挙更新”を迫られる村で陸郎(りくろう)から村の言い伝えを聞き出した雪之丞(ゆきのじょう)は朝日を連れて東京に戻る決断をするが……!? 愛する妻を守るため、夫は神と闘う!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

100
田舎の村の閉鎖的な雰囲気と、古い因習を破ってしまったがゆえの何が起きるかわからない恐ろしさを感じながら、あっという間に読み終えた2巻目だった。雪之丞の提案で一緒に東京へ帰ったつかのまの二人の時間が、なんとも微笑ましく、ストーリー的にはその部分がちょっと救いに思えたのだけど、たちまち暗雲がたちこめるあたり、いい感じの起伏で今後も引っ張っていかれるんだろうな。神隠しにあった花に何があったのか、また、朝日の身に起きている現象はまだまだありそうで、全何巻になるのかわからないけれど、先がすごく気になる作品。2013/07/11

ヒロ@いつも心に太陽を!

82
しゅわしゅわして真っ赤なりんごみたいになる雪之丞が可愛い上に朝日とやっと夫婦らしくなってきたのに、それはつかの間の幸せ…村に戻らざるをえなくなった二人。最後の朝日の姿を見たら、妻が子供に戻っていく市川拓司の某小説を思い出してしまった。雪之丞は神様に立ち向かって朝日を助けることが出来るのかな?めっちゃ続きが気になる!!2014/05/04

ネロ

31
迫り来るおぼすな様の見えざる恐怖から逃れるために雪之丞は朝日を連れ東京に戻ります。これまでどこかギクシャクしていた二人の仲もゆっくりと打ち解けてきて、なんとも初々しいカップルに頬が緩みますね。しかし、全ては神の手の内なのか…どこまでも伸びてくるおぼすな様の腕に絡め取られるように二人は…ラスト、どこか神々しい朝日に、どうしようもなく切なく、残酷な運命が待ち受けていることを思い知らされやはりゾッとしました。なんとも凄い作品です…2013/05/14

だんぼ

25
二人の距離が近づくほどせつなくなる・・・。2013/05/17

ふゆみかん

24
レンタルコミックで2冊まとめ読み。りんご農家が集まる村の古い言い伝え。知らずに禁断の?りんごを食べてしまった朝日と、その婿の雪之丞はどうなっていくのかー…。不思議な魅力のある絵柄も、お話の内容にとても合っていて魅力的。続きが気になります!2013/06/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6728925
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数3件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす