朝日新聞出版<br> 原節子 わたしを語る

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朝日新聞出版
原節子 わたしを語る

  • 著者名:貴田庄【著】
  • 価格 ¥669(本体¥609)
  • 朝日新聞出版(2013/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022617637

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内容説明

ベストセラー『原節子 あるがままに生きて』に続くシリーズ第二弾!「私はギャラが半分でもいいから、小津さんの作品に出演したい」「洋服でも靴でも食事でも、一軒に決めたらそこばかり」「きれいにとれなくってもいいからごく自然に、自分らしい写真が好きよ」――膨大な資料から選び抜いた伝説の女優のことばを、映画史的背景とともに紹介し、その真意をさぐる。小津監督と主演映画について、好きな映画、ファッション、愛読書と苦手なもの、家族、結婚、引退についても。飾らないけれど、知的でユーモラスな発言の数々から、「伝説の女優」の魅力的な素顔を明かす名エッセイ。

目次

第1章 わたしの私生活(母のこと 父親孝行 映画家族 ほか)
第2章 わたしの映画人生(芸名のいわれ 時代劇と和服 三度の外国旅行 ほか)
第3章 わたしの好き嫌い(スポーツが好き ダンス嫌い 映画主題歌 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きょちょ

22
彼女は言葉をあまり遺していない。 この本では、雑誌のインタビューや対談などで彼女が発言した50を作者が解説したもの。 彼女の人生全体の流れを知るのには、前作「原節子 あるがままに生きて」の方が良い。 しかし本当に美人だよなぁ・・・。 彼女は読書好きで、しかも「寝っころがりながら読むのが好き」なのは、私も同じなのでちょっとうれしい(笑)。 ★★★2017/05/08

niki

6
この文章をよく本に出来たな…と冒頭で思ったけれど、前作に続き読んでみる。原節子のインタビューの引用が多数あるが、彼女の語彙の多さと言い回しのうまさ、なんとも言えない落ち着いた雰囲気が豊かでぽおっとなってしまう。「もう少しおおらかな顔になりたい」だなんて、どうして思いつくのだろう。原節子の映画は沢山観てきたが、どの映画の彼女も同じに見えてしまう。同じような役、同じ台詞の言い回し。それに比べ高峰秀子は映画毎に違う。台詞の言い方も違う。踊れるし歌もうまい。だけど私はふたりとも好きだ。原節子だって大好きだ。2025/12/10

まさやん80

3
原節子が雑誌インタビューに答えた記事や対談で話した言葉をベースに、原節子の人となりを解き明かそうとした本。その視点は面白い。原節子と同時代に活躍した高峰峰子との対比は、両極端とも言え、なかなかに興味深い。 1950年前後の原節子の美しさはまさに絶世の美女という感じがしたものだが、本人は外に出るのは苦手で、もっぱら読書を趣味としていたそうだ。ふーむ、面白いものだ。2024/05/28

駄目男

3
『原節子 わたしを語る』というタイトルだが本人がこれを書いたわけではない。 残されたインタビューや対談の記録から原節子とはどのような女性だったのかに迫るというのが本書の趣旨。 同時代の女優、高峰秀子が多くの著作を残したのに対し、原節子は生前、1冊の本も出していない。 高峰は女優引退後も講演やテレビと公の場に出ることを厭わなかったが原は現役当時から映画の試写会などで舞台に立つのも断っていたほど徹底して「嫌なものは嫌」と自分自信を貫く性格だったようだ。 昭和20年代、彼女の全盛期に一度、会いたかった。2016/02/29

たびちゃん

2
原節子とはなんて控えめな人なんだろう!自分も楚々とした人間になりたいものです。。。さて、本の感想ですが、時代が原節子という人を女優にしたんだなぁーとつくづく思う一冊です。今の世では原さんのような人は絶対女優にならないでしょうね。別に悪い事だと思いません。やりたい人がやればいーんです。2013/11/22

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