クイーンズコミックスDIGITAL 天然コケッコー 3

著者名：くらもちふさこ【著】

集英社（2013/07発売）

• ISBN：9784086181068

内容説明

【ページ数が多いビッグボリューム版！】修学旅行、東京2日目。そよ達が泊まっている旅館に、大沢君の友達が訪ねてきた。バレンタインチョコの彼女の事が気になるそよ…。そよがあれだけ望んでいた東京行きの顛末は――？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[毒兎真暗ミサ【副長】]

修学旅行で東京に行ったそよちゃん。どえらい人ゴミに紛れても探してくれる大沢くんじゃけど、東京に元カノがいるかもじゃあ、とそよちゃんは内心ハラハラ。廃校で気掛かりになった大沢くんの気持ちは、お父ちゃんの青春にトレードしていく……。甘酸っぱいスイカの味と少しの不安とうちわをパタパタ。花が気になるそよちゃんの、恋が実りますように。

2024/03/04

[ぐっち]

今回ものんびり。シゲちゃんに帰ってほしいと言えない一家とか、プロレスに夢中の大沢君とか・・・なんかいいですね～。くらもちふさこって、背伸びして読むイメージだったのに、このシリーズはひたすらリラックス・・・。それにしても「たまにはええよ」のお母ちゃんかっこええ！

2011/01/30

[金平糖]

ビルの谷間に故郷の懐かしい音を見つけるシーンは映画でも印象的でしたが、つい、そよの将来を考えてしまうのは私が親だからでしょうね。そのため、お父ちゃんが不憫でならない。箒に手ぬぐい!?今の子にはわかるのだろうか(￣ー￣)ﾆﾔﾘ

2012/02/26

[金曜日のカールスバーグ]

大沢くんのおじいちゃんが台風に苦しむエピソードがきいてたなぁ。田舎に住むいろいろな人たちのいろいろな人生が垣間見えてくる。東京からの帰り道、浮かれて買ったおみやげを見ながら「魅力の出るとこにおるのが一番ええんじゃ」と気づくそよちゃん。ほんとそうなんだよね。

2012/01/16

[arianrhod]

大沢君の都会っぽい香りのする大人っぽさとただの子供のような無邪気さが両方でていました。ずっと気になる村の大人の関係が色々気になりますが、それよりずっとシゲちゃんという存在が気持ち悪い。これは書かないでいようと思ったけれどやっぱり気持ち悪いのです。悪い人間ではなく、家などプライベート空間にすっと入っていける田舎特融の空気感。それは素晴らしくて怖い何かを感じるのです。誰よりも早くそよの父親が気づいて何気なく娘を守っている姿に愛情を感じました。本当のところ、そよ父親と大沢君の母親の学生時代が気になる。

2021/03/03