集英社新書<br> 金融緩和の罠

個数:1
紙書籍版価格 ¥836
  • Kinoppy
  • Reader

集英社新書
金融緩和の罠

  • ISBN:9784087206876

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

アベノミクスでにわかに注目をあびる金融緩和政策。しかし、「日銀が大量にマネーを供給すれば、景気が回復する」というのは机上の空論だ。「失われた20年」をもたらした本当の理由を覆い隠し、かりそめのバブルを引き起こすだけではないか。しかも副作用の大きさは計り知れない。国債の信用喪失に始まる金融危機、制御困難なインフレなど、さまざまなリスクを第一線のエコノミスト・経済学者らが、哲学者と徹底的に討論。金融緩和の落とし穴を見極め、真の日本経済再生への道筋を描き出す!【目次】はじめに 萱野稔人/第一章 ミクロの現場を無視したリフレ政策 藻谷浩介×萱野稔人/第二章 積極緩和の長期化がもたらす副作用 河野龍太郎×萱野稔人/第三章 お金への欲望に金融緩和は勝てない 小野善康×萱野稔人/おわりに 萱野稔人

目次

はじめに 萱野稔人
第一章 ミクロの現場を無視したリフレ政策 藻谷浩介×萱野稔人
第二章 積極緩和の長期化がもたらす副作用 河野龍太郎×萱野稔人
第三章 お金への欲望に金融緩和は勝てない 小野善康×萱野稔人
おわりに 萱野稔人

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

118
まあこの人(藻谷さん)の言うことは結構議論をよぶので好き嫌いがはっきりしている人が多いと思います。私は嫌いではないです。人口の減少が、景気の停滞ということはあたっていると思います。それを金融政策でいくら回復させようとうとしてもダメですよね。少なくとも購買意欲を掻き立てる商品が出てこなければだめでしょう。また消費税を上げるのを延期すればするほど年寄りは購買意欲を失くしてため込む方ばっかりに行くとは思わないのでしょうか?また若い人も将来の自分たちの年金がどうなるかをわかっていないことはないと思うのですが。2016/06/04

Kenichi Yanagisawa

51
ここ最近、物凄い勢いで円安が進み景気が回復しているかのような雰囲気になっていますが、アベノミクスの大胆な金融緩和によるデフレ脱却について、否定的な立場から見た意見が書かれているのが本書です。 一例ですが、現状の景気は、成熟社会になり不安を抱えるなかでは物よりもお金が一番という国民心理が働き、消費には回っていないから起きている事象。増税して介護サービスなどの現物給付と年金などの現金給付を組み合わせることで、雇用確保とお金を保持しようとするハードルを下げてはどうかという対応策等。納得感が高い2013/05/14

佐島楓

45
小野氏の説に感心した。お金を持つこと自体に人は欲望を感じる・・・。最低限の消費財以外のお金を消費者にどう使ってもらうかが、今後の課題になるのだろう。2015/10/30

しーふぉ

21
金融緩和に反対の立場の経済学者三人との対談。結局金融緩和でお金の供給を増やしても設備投資や購買へ向かわずに貯蓄に回るだけなので意味がない。実態のない金融緩和による株価の押し上げはバブル化する=弾けるぞということか。その時は国債は紙くずに通貨もハイパーインフレを起こし制御不能になる恐ろしいシナリオが…経済のこと何も知らなくても退屈せずに読むことが出来ます。理解出来ているかは不明です。2016/06/29

メタボン

13
☆☆ 藻谷氏の人口減少に関する洞察は感心させられるのだが、いつも「ではどうすればいいのか」という具体策では腰砕けになるのは残念。小野氏の「モノよりもお金に対する執着が高まる成熟社会が消費が伸びずデフレとなる要因であり、金融緩和をしても日銀・銀行・高齢者の間でグルグルお金がまわるだけ」という論が一番しっくりする気がする。年金で現金を支給するよりも、介護などのサービスを現物で支給する割合を増やす方が、雇用が増えて良いという提言は傾聴に値すると思う。 2014/06/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6452773

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。