内容説明
いったいこの書類はどこから送られてきたんだ? いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。18歳と17歳の兄妹が惨殺された事件だが、その後犯人は自首して服役中。つまり未解決ではない。なのになぜ未解決事件を調査する特捜部Qに?興味を抱いたカールとアサド、それに新メンバーのローセは再調査に取り組むが、当時の容疑者たちはいまや有力者に……ますますパワーアップ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
182
むかし若いときであれば読めなかったのですが、馬齢を重ねたせいか、ある程度我慢して読むことができました。厚い本ですが読み出したら最後まで読んでしまいました。最後の最後まで読み手をはなさない工夫がされています。私は読んでいて東野さんの「白夜行」を思い出しました。2016/05/11
nobby
127
実に4年半ぶりのシリーズ②なんだかずっと悲しかった…久々でも覚えていたカールとアサドの2人にも増して今作から加わるローセのキャラがスゴくいい!もう序盤から傲慢極まる悪いヤツらが過去に現在に繰り広げる悪行は思った以上に胸糞悪く、それまさに鬼畜の所業!そこに弱小ながら敏腕振るう我らが特捜部Qが内外から虐げられながらも見事に立ち向かう!倒叙として悪者と捜査入れ替わりながら20年前の解決済事件を掘り起こす展開に、それほど派手な仕掛けはないものの気付けば600頁読まされていた!その暴虐非道ぶりはお国柄ありきなのか…2022/11/11
ゆいまある
112
今回のカールの敵は、金で何でも揉み消せるセレブ達。寄宿舎の厳しい規律と結束に守られながらサディスティックな殺人を繰り返す。挑むカールの特捜部Qにはまたアクの強いメンバー登場。くたびれてて私生活もうまく行かない、典型的なミステリーの主人公だけど、頼まれたら断れない人の良さが天下一品。今回も脊髄損傷の親友のことで頭を悩ませる。前半は慣れないデンマークの人名になかなか入り込めないが、後半はもう夢中で読んじゃうスピード感。そして衝撃のクライマックスシーン。なぜ世界中で人気なのか分かる。早く続編読みたい。2021/04/08
nuit@積読消化中
85
シリーズ第二弾。期待を裏切らない、むしろ前作より更にパワーアップしているように思う。扱う事件は凄惨かつ無惨なものばかりだが、主人公カールやアサドをはじめとし、脇を固める登場キャラたちも回を重ねるごとに個性を発揮し目が離せなくなりそうだ。2020/07/31
k5
82
秋の警察小説祭り①。相変わらず面白い小説の面白いところだけ集めたような作り。葉村晶シリーズの『悪いうさぎ』を彷彿とさせるプロットですが、謎の女ホームレス、キミーの魅力でひっぱります。第一作も設定が微妙だなー、と思いながら夢中で読んでしまいましたが、今回も同じでした。創作技術に頭が下がる一冊です。2022/11/03
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