内容説明
「古代史についての記述にあいまいな点が多いのは、何者かによって歴史が意図的にゆがめられているからだ」……こうした視点を元に、古代史の真相に迫るのが本書である。キーワードは「蘇我と藤原」「天智と天武」。このキーワードを元に歴史を読み直してみると、驚くほどすべてのつじつまが合うことに気付くだろう。いまだに解決を見ない邪馬台国論争と卑弥呼の謎、そして近年注目を集めている「聖徳太子虚構説」、作り話だと思われている建国神話、大化の改新、壬申の乱、そして平安京遷都まで、すべての糸が一本につながる興奮を、ぜひ味わってほしい。また、「天皇家とは何か?」「神道とは何か?」といった、日本人のルーツにかかわる問題についても鋭い考察を加えている。本書を読めば、教科書に載っている歴史がいかに一面的なものだったかがよくわかる。
目次
第1章 天皇ってなに、神道ってなに(猿まね日本人?と謎だらけの天皇の不思議な関係;発足以来権力を持たない不思議な王権 ほか)
第2章 邪馬台国の謎はすでに解き明かされている?(なぜ邪馬台国は迷宮入りしてしまったのか;邪馬台国九州説と邪馬台国畿内説はどう違う? ほか)
第3章 鏡に映した聖徳太子と蘇我入鹿(なぜ六世紀以前の日本の歴史は空白なのか;ヤマト建国から七世紀に至る時代背景 ほか)
第4章 古代最大の争乱・壬申の乱の謎(なぜ中大兄皇子(天智天皇)は謎に満ちているのか
天智と天武はなぜ兄弟で争ったのか ほか)
第5章 日本人を不幸にさせる藤原という名家(律令と天皇を支配することで絶大な権力を手に入れた藤原氏;藤原に反発した長屋王の悲劇 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
ちくわん
gatya0830
ちゅうだい
陸
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- 和書
- 昔々あの星に




