内容説明
倒幕に向けた反乱が次々と起こるなか、幕府のために命がけで戦い続ける新撰組。しかし、優しい兄のような新選組副長・山南の死をきっかけに、新選組の絆が揺らぎはじめる。大切な仲間の裏切り、別れ、死……混乱のなか、それでもなお必死に戦い続ける沖田総司。彼の姿を傍で見続けていた凪は、長い間気づけなかった恋心を自覚する。ずっと沖田と共にいる決意をした凪。だが、沖田は重い病に侵され、残された命はあとわずかで――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みぃ
5
マジで泣ける話。2013/08/23
maskyuk
1
司馬遼太郎さんの新選組関連の本や大内美予子さんの沖田総司や土方歳三が好きな私にとって、携帯小説?みたいな新選組だなんて、ふん!、、、と思って読んだら普通にラスト号泣したわ。笑 がっつり新選組読みたい味わいたい人には合わないかもしれないけど、歴史2割の恋愛小説8割ぐらいの感覚で読んだら楽しめるかも。 好きだバカ!この言葉聞いたら泣けちゃうはず。2017/08/22
color sound
1
ラストは本当に泣けた。もう一回読みたいぐらい。涙が止まらない。新撰組のみんなが素敵すぎます。本当はみんなに生きてほしかった。総司も凪もお互い思いあっているのに…子供を抱かぬまま総司が眠りにつくところとかやばかったです。最後まで一生懸命に生きようとする人がどの時代にもいるって素晴らしいことだと思う。あの歳三が泣くなんて。新撰組のみんながいい人すぎる。もうなんて言っていいのかわからないけど、とにかくこの話が好き。2014/02/19
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- 和書
- 貧しき人々の群 角川文庫