内容説明
天使の街、ロサンゼルスはかつて恐怖に支配された街だった。伝説のギャング、ミッキー・コーエンをはじめとした無法者たちが大手を振って闊歩し、麻薬、売春、賭博、脅迫、そして殺人までがまかり通っていたのだ。そんな状況に、ついに市警本部長が決断した。街をわれわれの手に取り戻す! こうして特別捜査班ギャングスター・スクワッドが結成された。強大なギャングたちに立ち向かった勇気ある男たちのすべてを描く傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
go
2
もうなんか途中でめんどくさくなった。映画は面白かったです2015/05/17
メカメカ
1
昔のアメリカ・ロサンゼルスであったギャングと警察の戦いを書いた本。 後に映画化されてますが、本作は実話を掘り出したという内容です。 想像していたよりドンパチは少ないです。 どちらかといえば詐欺師とか窃盗とかそういった話の方が多いです。 でも、やっぱり暴力も出てきます。 良くも悪くも法律よりも力が正義な時代の話で、警察も犯罪者顔負けの方法で捜査してます。しかし、双方タフですね。2016/06/10
広中錫
0
+3 GANGSTER SQUAD Covert Cops,the Mob,and the Battle for Los Angeles Paul Lieberman 20122016/04/15
Chako@(旧名:かど =^ェ^=)
0
J・エルロイの小説「ブラック・ダリア」は実際にあった迷宮入り事件をベースにしてる。上巻10章で詳しく触れられてるのを読んで、エルロイの小説を思い出すと同時にそのミステリアスさに再度引き込まれた。裏話的なものを読めてファンにとっては嬉しい限りだ。私はLA四部作の第一作しか読んでないが、何かしらきな臭さが漂うのを感じさせるのは共通してる。M・コーエンに対する判事の言葉が印象的で、彼の人柄を客観的に評している。この時代のLAの空気が彼の人格形成に一役買ったのではないか?↓続く2013/04/23
たみき/FLUFFY
0
エルロイ好き、特にLA四部作のファンは読んだら楽しめるはず。ノンフィクション小説なので、感情的な表現や高ぶりはなく、どちらかというと地味ではあるけれども、情報が豊富で当時の文化やロサンジェルスという土地柄からハリウッド関連も絡めていて映画好きにとっても面白いエピソードがいくつかある。上巻はギャングスター・スクワッド設立からジェリー・ウーターズがスクワッドに登場する辺りまでが記されている。用心棒、ジャック・ウェイレンの父、ペテン師であるフレッドについて多くを割いているのは、下巻への伏線のようだ。2013/04/25