内容説明
山藤章二宗匠率いる雑俳句会「駄句駄句会」の奇才・珍才たち。選りすぐった駄句また駄句に、お互いの辛口・甘口・大脱線批評を満載した傑作選!「名句秀句の本がいっぱい出てるけど、駄句ばかりを集めた本、てぇのがない。俳句本の棚に置いとけば、世の中にはボンヤリしたやつや変わり者、万引き少年なんかがいるから持ってゆくかもしれない」なんてぇ話から、この本は誕生したとか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
職商人
6
「句」も良いけれど「合評」の方が面白い気がするのは臨場感があるからかな・・・。しゃれっ気のある「知的」レベルの高い方々なので、楽しめます。2013/06/08
そうたそ
4
★★★☆☆ 図書館の新刊本コーナーに置いてあったので何の気なしに借りてみた。山藤章二さんの絵が好き、というただそれだけで。山藤章二さんをはじめとする著名な方々で結成された駄句駄句会の「駄句」とそれに対する批評をワンセットとして、それが113個。その繰り返しで成り立つ本書だが、俳句を嗜むというか俳句を心の底から楽しんでいたのが非常に微笑ましかった。俳句って何となく敷居が高い感じがするけど、駄句駄句会に交じって俳句を読むならば、肩の力を抜いて俳句を楽しめそう。たまに名作があったりして面白い。2013/05/20
黒猫トム
2
オトナが真剣にふざけてるのって憧れます。斯く在れかしよな〜。 声を立てて笑った句もあったし評の掛け合いや天丼で噴いたのもあり。 持つべきものは、てのも思い出します。2023/03/05