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内容説明
文庫で歌論を読めるのはソフィアだけ! 題詠の方法、幽玄論などの歌論のほか、先人から同時代の歌人までの、説話的な話も収録した書。中世和歌研究の第一人者による最高峰の注釈で読む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エビケン
3
『方丈記』でおなじみの鴨長明が、打ち込んだ和歌を巡る思い出話をつづった1冊。若かりし頃の様々な歌会での思い出や、後鳥羽院の和歌所での役人として和歌について取り組んできた思い出から、歌についてのことを語ります。万葉集から、勅撰和歌集の知識に、うたわれる地名の由来など知らなければならないことが多くて大変なことや、今の流行りのスタイルか、昔からの古歌のスタイルかといった議論があったことなどが興味深い1冊でした。とにかく歌会の判者は大変だなと、そして判者によって判定も変わる可能性もあるので、それもまた大変だなと2022/03/24
でろり~ん
2
心惹かれる古典というのがあって、国文学など勉強したこともないけれど、何冊かそういうのがありますです。歌学書というジャンルになるらしいけれど、かなりくだけた内容もあり、現代でも充分に生きている感じですね。和歌の良さについては「尽くして書くべからず。これらにて心得つべし」というのが結論であったとしても、納得させられる。鎌倉時代の長明が昔の人は、などと歴史を語る。そうなんだね、幽玄というのか、この島国でずっと続いている雅風、わびさび、あはれを感じ取るこころ。悠久の静かな時間を味わうことができた。気がしました。2016/06/10
まあい
1
一流歌人鴨長明による、有名歌人の黒歴史記録。エッセイ感覚で読めて、非常に面白い。2013/07/12
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