感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
棕櫚木庵
15
A6より少し小さなカード12枚(+扉と奥付け)を螺旋綴じして硬表紙をつけた小さな本.各カードの表には短い言葉と絵,裏にその英語が小さく乗っている.最終ページの言葉は,「神は,実り豊かな人生を愛されるように,何の実も結ばなかった人生をもお愛しになる」(God loves life in its failure as mach as in its fruitfulness).▼この言葉が載っていると聞いて随分前に買った本です.先日,「無分別智」という話を聞いて思い出しました.その話の要旨: →2024/10/24
Mrs.Holmes
4
「わたしは宝物。いつか、どこかで、だれかが見つけてくれる」2016/10/05
Miyoshi Hirotaka
2
この本の一節が学生時代に買った本の栞に載っていた。「私の態度の他に変わったものはなにもなかった。それだからこそすべてが変わったのだ」30代半ばの試練では、この一節が心の奥で鳴り響いた。本は手のひらサイズで読むだけなら1分もかからぬことに驚いた。それからさらに十数年後、比較にならない試練に出会う。妻の死の床で読み返して気が付いた。この本は死にゆく人向けのものだった。 「精一杯生きる日がもう一日与えられているとは何と幸いなことだろう」家族と今日も一緒にいられることは奇跡。それは妻なき後も変わらない。2013/05/09