内容説明
日本列島に飛来した特殊流星群の影響で、日本全土に「メテオ・シック」と喚ばれる超能力者が大量発生した。それから十数年。特に強い力を持つ者たちが集う「海堂探偵事務所」に、新たな依頼が舞い込んで――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅんぢ
11
続きが気になる。と、いうか最近の角川ホラー文庫は2冊だけシリーズで出してあとは、ほったらかしというパターンが多い気がする。出した以上は最後まで出てほしい。2017/08/30
本夜見
5
おやまぁ?!ほのぼの超能力探偵モノになっている? 結構早く犯人(??)に気付いてしまったので やっぱりね、って感じ。彩香と高原もやっぱりね、ってか? ラスボスの影が見えて来ましたね。3では直接対決アリでしょうか?続きが楽しみ。2013/06/03
たてつ
4
メインの登場人物がみな良い人ばかりで、毒がない感じです。そういう意味では人間関係のドロドロな感じはあまりせず、軽く読める作品ですね。前作は主人公の織部流斗くんが海堂探偵事務所の面々と出会うまでとしたら、今作は探偵事務所の活躍が見られます。続編もありそうですが、個人的には次も能力者絡みの事件を解決する探偵事務所の事件簿的なものだといいなと思います。2013/04/19
やまおり
4
前作以上にサスペンス要素(敢えてホラーとは言いません 笑)はさらに減ったかな? けれども、ストーリーの軽快さと登場人物の魅力的な立ち振舞いは変わらず。なので、楽しく読めました。今回は主人公よりも、周囲の人物や超能力を持った故の害に焦点を当てており、女性が好みそうな‘いかにも展開’も特になく。前作がキャラクター設定にあざとさを感じてしまったため、個人的には本作のほうが好みかも。2013/03/31
木冬
3
人口約70%が超能力を有する日本を舞台に繰り広げられる物語。前回にも増して海堂探偵事務所のメンバーと流斗のからみがほのぼのとしていて、対決に備えて一休み、もしくは今後に向けての伏線巻といったところでしょうか。京と流斗の出会いの細かい話や、千春たちとの関係をゆっくり整理しながら読むことができました。この本の面白いところは、超能力といってもなんでもありと言うわけではなくそれなりに理屈のある制限があると言うところ。妙に現実的で、思わず引き込まれてしまいます。前回に続き伏線が散りばめられているので今後の展開に期待2013/09/27