内容説明
某年３月末日。突如、日本列島上空に巨大流星群が飛来した。直後、日本全土に正体不明の衝撃波を与え、流星はすべて消滅。混乱の中、人々は自らの身に特殊能力が宿ったことを知る――。そして「流星事件」と呼ばれる異常現象から１６年後。出生前であったために流星の影響を受けない「無能力者」の第１期とされる高校入学生の中に、織部流斗はいた。しかし彼には、誰にも話すことができない忌まわしい過去と、ある秘密が……？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅんぢ
17
ホラーが読みたいから角川ホラー文庫を読むのにこれはホラーではない。ホラーとしてはいまいちだけど普通の小説として読むとけっこう面白い。2017/08/29
きゅーま
17
突如日本列島上空に飛来した巨大流星群の影響で人口の７０％が何らかの特殊能力を持つことになった「流星事件」から16年。出生前であったため流星の影響を受けていない無能力者の第一期とされる高校入学生の中で、売れっ子ファッションデザイナーの叔父と二人暮らしの織部流斗はとある特殊な事情と秘密を抱えていた。そんなある日、叔父と流斗が何者かに狙われるようになり…？ＳＦ異能力バトルものの定番のようですが、読みやすい文章で丁寧に書かれていて面白く読めました。姉弟従弟の探偵組好きだなー！2巻も読んでみようかな。2014/03/10
Dr.strangelove
9
そういうことならファンタジー系のレーベルから出してね、角川さん。楽しめたしキャラクターも好感が持てた。しかしこれが2012年出版となると、さすがに冒頭から結末まで既視感に覆われ過ぎている。20年前に制作されたNIGHT HEADと比べてもまだ古いんじゃないか。2014/04/21
本夜見
8
ホラー文庫だけど ラノベでしょうコレは。 高校に入学したての流斗。周囲に現れる人々は誰が敵か味方か非常に曖昧で。そして父親の残したリストがもっと重大な事態を引き起こしたりするのかと思えば 意外とアッサリ終わっちゃった。…読みやすかったけど どうなんだ？って感じかなぁ…2013/06/02
たてつ
6
流星群が降った日、日本国民の大半が超能力に目覚め・・・という世界設定で、流星が降った日に生まれた主人公を中心に話が進みます。超能力ものなのですが、そんなにバトルが繰り広げられるわけでもなく、何だか普通に楽しめて読めました。 作者の面出さんは元々脚本家なんですね。読みやすい文章でした。ライトノベルに近い感じですね。 ２巻も出ているようなので、読んでみようと思います。2013/04/13
