内容説明
遠い昔、戦のどさくさにまぎれて神々の秘剣を手に入れたアティカス。大地の魔法を操って二千年以上生き延びた彼は、最後の魔道僧(ドルイド)として、今は本とハーブの店を営みながら、静かに暮らしている。だが、そんな彼の前に、秘剣を狙うケルト神アンガスが現われた!圧倒的な力を持つ堕ちた神相手の二千年来の戦いに決着をつけることになるが……。古い神話に新しい息吹を吹き込んだ新時代のバトル・ファンタジー、シリーズ開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
54
登場するキャラクターから読者に対する媚を感じない、それぞれの属性に忠実で逸脱しないところがクール。相棒のオベロンの素直な思考が微笑ましい。惜しむらくは主人公の外見を30代にしてほしかったこと、2100年だから21と答えるではちょっとと突っ込みたくなるし、雰囲気からして20代を想像しづらい。追伸 服部半蔵の剣の出典はどこからだろう?2013/10/06
kilioi
22
ケルト神話とドルイド、魔女や狼男、ヴァンパイアまでもが入り乱れての大活劇譚。アンガス・オーグを辛くも滅ぼすも、結局は神様の掌上、チェスのひとコマ。アティカスの魔女恐怖メーターの針が振り切れる場面に苦笑い。ラクシャとグラニャエールのその後も気になる。それぞれの神様が「存在」している、していたと互いに肯定しているところが興味深い。多神教はまだしも、一神教の神様は相手が忌まわしいだろう。オベロンは言動が可愛くて好きだが、実際犬の写真みたら・・・・・・! 怖い! これ、お隣さんじゃなくても怖がるよ、この大きさ!!2013/05/08
瀧ながれ
14
主人公が、二千年も生きているのに、若々しくてアクティブでかっちょいい♪愛犬との交流もいい♪狼たちもカッコイイ♪…そして、神々の、神々らしさに畏れを感じました。続きが楽しみだな〜。2013/05/16
静間
9
ファンタジー。一巻。21世紀の間生き続けるドルイドのアティカスのお話。華々しい魔法のやり取りはあまりない剣のファンタジー。ちょっと女性に弱いけど努力家なアティカスと、陽気な彼の愛犬オベロンのコンビがとっても良いお話。古きケルトの神々(でも現代のネットやブレンダーだって使っちゃう)が残酷に彼を翻弄するけど重くならない。ヴァンパイアと狼人間の弁護士や、謎の美女グラニャエールのような脇役まで作り込まれていて楽しい。思ったよりもライトでするする読めるお話だった。続編も楽しみ。この本を教えてくれた方と読メに感謝。2013/08/12
うにすけ
8
久々に再読。シリーズ2で翻訳おわっちゃってるし…整理もかねて。ケルトのドルイドだなんて萌えますわ~と挑んだらわんこと意思疎通できるのでうはうはしてしまいます。ケルトのお話が好きで結構読んでいたので楽しめたけど、なじみがない人はふ~む?ってなるのかな…(キラキラ神話~じゃないからな…血なまぐさい系だよね)2020/04/18
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