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内容説明
2013年4月、東京ディズニーランドは開業30周年を迎える。累計入場者数は5億人を超え、日本人ひとりひとりが5回以上訪れたことになる。東京ディズニーリゾートは、世界に5つある「ディズニーパーク」のなかで、もっとも集客数が多く、収益世界一の遊園地ともいわれている。本書は、常勝を続けてきた東京ディズニーリゾートの戦略を解明し、これからどこへ向かおうとしているのかを探る。さらに、東京ディズニーリゾートがこれほどまでに日本人に受け入れられてきた時代背景、社会的要因をも分析し、成熟消費社会・日本の深層を考える。
著者は、ロングセラー『ディズニーランドの経済学』(朝日文庫)の著者であり、ディズニーランドを経済的視点から分析した草分けとして知られる粟田房穂氏。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サアベドラ
8
2001年に出た本の全面改訂版(2013年)。同著者による『増補版 ディズニーランドの経済学』にディズニーシー開園以降の展開とデータを加筆して膨らませた感じの内容。加賀美俊夫『海を超える想像力』、能登路雅子『ディズニーランドという聖地』から引用の多数。分析については既存のレジャー論、消費文化論を引っ張ってきているだけなので独自性はない。上記の3冊を既に読んでいる人はわざわざ読む必要はないが、いずれも読んだことなくてディズニーランド論に興味がある、なんて人にはいいかもしれない。2013/08/07
スプリント
6
東京ディスニーランドの立地にまつわるエピソードが一番印象に残りました。集客率・収益率にすぐれたディズニーリゾートの仕組みがよく理解できます。2015/02/28
ごえもん
3
今までディズニー関連の本と言えば従業員のホスピタリティや顧客満足度に関する話が多かったけど、オリエンタルランドの起業から埋め立て事業とTDLの誘致、時の運に恵まれて、、って話はなかなか興味深いものがあった。2013/08/03
いまにえる
1
ディズニー論について一冊まるまる使っているのでそれについて研究したい人にはオススメ。内容はディズニーの構造や歴史について書かれている。遊園地として成功しているのは、いわゆる建造物メインの富士Qのような遊園地より、ディズニーやUSJのような映画産業が元となった遊園地で、そこにはキャラクターの魅力、セットの作り込み、照明などのノウハウが生かされているというのは面白い。ただ、筆者は空虚な遊びであると考えているようであり、そこのギャップを感じた。ディズニーシーができる前の本なので今どう考えているのかは知らないが。2018/04/03
ぱった
1
読みやすかった。引用と誤字脱字が少し多かったけど2014/05/29