ハヤカワ文庫JA<br> トッカンvs勤労商工会

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ハヤカワ文庫JA
トッカンvs勤労商工会

  • 著者名:高殿円【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 早川書房(2013/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150310974

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内容説明

7月の人事異動を経て、新メンバーも加わった京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの――悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり、顔がハスキー犬のように怖くて、“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)――鏡が、担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだとして、遺族に訴えられるかもしれないのだ。しかも原告の背後には、税務署の天敵・勤労商工会がついているという。勤商の弁護士・吹雪敦は、正義の名のもと、ぐー子たちをあからさまに挑発。鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)は真相究明に立ち上がる。しかし当の鏡は何もするなといつになく消極的。ぐー子自身も計画倒産に関する別の案件でにわかに忙しくなり、八方ふさがりのところへ、思わぬ助っ人――鏡の過去を知る人物が現われた……!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

140
面白くって、ためになるのは認めるけど、シリーズ第1弾には見劣りするかも。井上真央ちゃんが褒めていたほどの面白さは感じられなかった。もちろん3冊目も読むけど。2017/05/08

ゴンゾウ@新潮部

130
確かに面白かったが、鏡との絡みが少なかったからか少し残念。ぐー子の成長は感じられたので次作に期待したい。日頃悪役にされそうな税務官の リアルな姿を理解するにはとても良い作品です。2017/10/11

青葉麒麟

97
鏡トッカンは何時出て来るんだ!?ってやきもきしながら読んでいたけれど、出て来てあの暴言を聴くとスッキリする。確かにぐー子も何時までも鏡トッカンに付いて回る訳にもいかないもんね。しかしドラマ版は巧い具合に脚色したんだな。ジョゼも出て来たら良かったのに。続編が楽しみ。2013/08/11

papako

79
続けて。特官付き2年目の鈴宮。今回は鏡特官が担当していた食堂の店主が自殺した。そして鏡特官が訴えられた!少しだけ自立して頑張る鈴宮さん。鏡の友人とか、嫌味な吹雪弁護士とか、鏡の元妻とか、これからどんどん広がりそう。誰もがすき間を探している。鏡の『焦るな』いいなぁ。我慢出来ずに3巻買っちゃいました。2019/09/14

ぶんこ

72
鏡トッカンが訴えられそうになり、チワワ弁護士登場。ヒーロー願望弁護士ですが、親が労働党国会議員とは、血祭りにあげたがっている公務員の頂点にいるじゃないですか。詰めが甘いのも納得。鏡さんがアジシオで厄払いしているのが痛快でした。ぐー子さんの鈍感ともいえる人を疑わない、真っ直ぐなところがいいですね。新キャラの「ジョゼ」もいいです。次作が楽しみ。図書館に本を取りに行ってくれてる家族が「このシリーズ全部読んでるよ」って、読んでる私が忘れていて、読んでない家族が覚えているって、何だか悲しい。2016/03/21

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