謎の独立国家ソマリランド

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謎の独立国家ソマリランド

  • 著者名:高野秀行
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 本の雑誌社(2014/12発売)
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  • ISBN:9784860112387

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内容説明

西欧民主主義敗れたり!!終わりなき内戦が続き、無数の武装勢力や海賊が跋扈する「崩壊国家」ソマリア。 その中に、独自に武装解除し十数年も平和に暮らしている独立国があるという。果たしてそんな国が本当に存在しえるのか?事実を確かめるため、著者は誰も試みたことのない方法で世界一危険なエリアに飛び込んだ──。単行本では520ページ超のボリューム。著者渾身の歴史的<刮目>大作!これ以上のノンフィクションはもう二度と読めない。第35回(2013年)講談社ノンフィクション賞受賞。第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。BOOK OF THE YEAR2013今年最高の本第1位(dacapo)。本屋さん大賞ノンフィクション部門第1位(週刊文春)世界を揺るがす衝撃のルポルタージュ、ここに登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

241
アフリカの角にあるソマリランドは謎の独立国家。身代金の支払いで為替が変動する海賊国家プントランドや「リアル北斗の拳」のような無政府状態の南部ソマリアと隣接しながら、20年以上も独立と平和を維持している。これはソマリランドがイギリス領だったのに対し、他はイタリア領だったからだ。ソマリランドではでは伝統的な氏族の仕組みが維持され、氏族間の戦争法も遵守された。国の財政基盤は海外親族からの仕送り。資源がなく、不毛な土地なので、利権とは無縁。国際社会から無視されたことで逆に和平が保たれ、民主主義が機能している。2015/04/30

トムトム

185
手元に届いて、厚さにびっくり!しかし、面白いのでアッと言う間に読み終えてしまいました。内戦が続くソマリアで平和な自治区?を維持しているソマリランド。昔ながらのしきたり、掟で作る治安の良さ。学校や会社など、小さい世界の常識にしばられているのはもったいない!視野を広げて、様々な世界を見てみよう。何でもありです♪2020/10/14

ごへいもち

151
図書館でやっと順番が回ってきた。分厚いので期限内に読めるかなと一瞬思ったけれどやっぱり高野本、読みやすくて面白くて3日ぐらいで読了。どんな悲劇も困難も不快なことも下品なこともw読みやすいエンタメにしてしまう著者のキャラと著書が好き。ソマリランドとの蜜月が続くことを願う♪文庫化して「文庫版あとがき」がつくと良いな。ただいつもながらの体当たり取材なのでその点が心配2014/07/19

ゆいまある

147
今までの高野さんの本で一番力が入っている。内戦が続き無政府状態になっているソマリアに、何度も潜入し、湯水のようにお金を使って警備を雇い、賄賂をばらまき、命の危険があるのでカート(覚醒作用のある葉っぱ。まるでヒロポン使って戦争行く人みたい)を食べながら徹底的に調べ尽くしたルポ。ここまでやる必要があるのか?そんなソマリア内に武装解除した独立国家ソマリランドがある。ソマリ人は人の話を聞かず、多動で、共感性に乏しく衝動的で覚醒作用のある薬物に依存しやすい。ADHD+ASDの研究をやるのにぴったりのフィールドかも。2019/06/22

ぽんすけ

141
清水先生との共著「世界の辺境とハードボイルド室町時代」から。高野さんが楽しそうにイキイキと辺境を語っていたので興味がわいて手に取った。ソマリアと言えばず~っと内戦しててヤバイ国。外務省の危険地域情報でも今日現在まだ真っ赤で渡航禁止になってる場所で正にリアル北斗の拳。そんな中で平和な地域がある?ホントに?高野さんじゃなくても疑問に思うところだが、この本を読んでいるとすごく機能的且つ柔軟性に富んだ民主主義を取り入れていて驚く。確かに荒っぽい遊牧民国家だが平和だ。又人々が活力に満ちていてエネルギーがすごい。2025/02/27

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