内容説明
殺された父親の跡を継ぎ十手持ちとなったお蝶(ちょう)とその亭主・虎三(とらぞう)。二人のところへ事件の知らせが入った。蔵前の質商・鶴伊勢屋(つるいせや)で店の者が全員毒殺されたというのだ。さまざまな妨害が入りながらも探索を続ける二人だったが、先にはとてつもない「壁」が待っていた。お蝶と虎三は下手人に辿(たど)りつけるか――。骨太の作品で人気の著者、渾身の本格推理時代小説、待望の第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
41
夫婦十手 大奥の怪2巻。町中で起こった事件が大奥まで発展する大事件、徒目付組頭若宮新吾や大奥御台様をも味方につけ、お蝶と虎三を毛嫌いする古株の岡っ引浅吉親分は断罪になり、お蝶と虎三さん、ますます岡っ引き稼業が板についてくる。ますます面白くなってくるシリーズ次巻が楽しみ。2014/01/25
天笑院たか姫
7
シリーズ第二弾!殺された父親の跡を継ぎ十手持ちとなったお蝶と夫虎三のところへ、蔵前の質商・鶴伊勢屋で店の者が全員毒殺される事件の知らせが入る。唯一の生き残りが殺されたり、犯人らしき者に近づくたびに妨害が入り、辿り着いた先は、とんでもない壁が立ちはだかる。お蝶は下手人を挙げることができるのか?2016/08/27
sken
5
なんか、大奥ってわりと出入り自由だったんかなぁとか、最近の時代小説を読むと思ってしまいました。この作品、前作は読んでいないのですが、岡っ引きの娘が親の後を継いで十手持ちとなり、さらに結婚した相手も飛脚を辞めて十手持ちとなっている設定なんすが……どうやって飯を食っているのかをまず心配してしまいましたぃ。んでもって、捜査のために大奥に潜入するんですが、武家の出でもない普通の町娘がちょっと練習したくらいで大奥に入れるなんて、大奥入りの審査のなんとユルかったことかとか、そこいら辺でも心配になったりして。2013/05/11
藤よい
4
お蝶が大奥に潜入捜査します。 お蝶が御台様に気に入られるのは出来過ぎな感じもします…。 大奥…女の恨みは怖いです。2019/11/27
Masayoshi Arakawa
1
20190817 108 テーマは重い、大奥だ❗次も期待❗2019/08/16