ほしのこえ

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ほしのこえ

  • ISBN:9784063349849

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内容説明

長峰(ながみね)ミカコと寺尾(てらお)ノボルは同じ高校を目指す中学3年生。受験を控えたその夏、ミカコはふいに国連宇宙軍に選抜され宇宙に行く事を、ノボルに告げる。ミカコの最終的な目的地は太陽系外縁部。宇宙と地上で連絡をとりあうふたり。しかし、人類が初めて体験する距離は、ふたりの時間や心を、決定的に隔ててゆく……。アニメーション『ほしのこえ』をコミカライズ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

155
「君の名は。」でとてもメジャーになったと思われる新海誠さん。新海誠さんの初期の作品のコミカライズ版。私は「秒速5センチメートル」と「言の葉の庭」しかまだ観れてません。本作もアニメ版はこれから観ようと思ってます。描かれるのは新海誠さんの作品に共通する「距離」、そして「距離」との折合いのつけ方、伝えたい想いかなと。「秒速5センチメートル」では小学生に訪れた親の転勤による距離。「言の葉の庭」では教師と生徒の距離。本作は地球と宇宙の距離。それでも想いを伝える二人。離れた距離を縮めるひた向きな努力。素敵な作品です。2016/10/21

おいしゃん

63
とにかく絵が綺麗なんですよ!!と推されて友人からお借り。確かにそのとおり。だが普段漫画に慣れないせいか、ストーリーとしては「宇宙と地球で離れ離れだから会えないの」という嘆きの繰り返しにしか見えず。加えてたびたび出てくる、宇宙船を操縦しながら、遠く離れた彼にメールをするシーンも好ましく思えず、入り込めぬまま読了。2015/03/09

吉田あや

59
2046年の地球は火星を皮切りに太陽系の惑星調査が進んでいた。仲のいいクラスメイトだったノボルとミカコは、彼女が国連宇宙選抜に選ばれたことにより地球と遥かな宇宙へと引き裂かれ、唯一の繋がる手段であるメールも2人を別つ距離に比例して到着までの時間が長くなっていく…。互いに流れる時間の違いの切なさと孤独がミズさんの繊細で美しいコマ運びによって、更に大きく揺さぶられる。人間は地球にいても宇宙に行っても侵略者であり、知的生命とは思えない程に攻撃的で友好性に乏しい。絶望と希望の狭間に響く「こえ」に耳を澄ませたい。2020/01/10

英知@マンガ専用

59
(再)初読みは2007年。私が佐原ミズ先生を知るきっかけともなった作品です。最初は多分表紙に惹かれて読んだんですよね~。SFチックな内容で、あまり得意な方ではないんですけど、宇宙と地上でメールをやり取りするミカコとノボルが切ないんですよ;;最初と最後のモノローグがすごく好きで、読む度に胸がキューとなって泣きそうになります。このマンガを読んだ後に、新海誠さん手がけた元のアニメも見ましたが、マンガ版の方が私は好きだったなぁ。その後の話はないのかなぁ・・・と今でも諦めきれずにいます。2015/05/10

ユザキ部長

57
珍しくマンガ。さらっと読んだ。同じ場所、同じ時間。切ないねぇ。2016/11/20

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