内容説明
ラッコのプカプカが書いた手紙を見て、と、へんなヤツがたずねてきました。「あっしはウミガメのカメ次郎ともうします。」プカプカにとっては、見るのもきくのもはじめての、ウミガメ。背中に大きな荷物を二つ背おっています。小学校中学年から。
著者等紹介
岩佐めぐみ[イワサメグミ]
1958年、東京都に生まれる。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、1986年まで同大学学科研究室に勤務する。夫、二人の息子とともに、東京都多摩市在住
高畠純[タカバタケジュン]
1948年、愛知県に生まれる。愛知教育大学美術科卒業。東海学院大学特任教授。絵本『だれのじてんしゃ』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。岐阜県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
13
《私-図書館》プカプカの元にカメ次郎がきた。噂は、あまり信用しない方がいいなあ。2021/09/25
tera。
7
コンブ林に住むラッコの『プカプカ』と、一匹で旅を続けるウミガメの『カメ次郎』が今回の主役。ザラシー配達員に手紙を託し返事を待ちわびるプカプカにお客さんが。近くの海では泥棒が出るという噂が流れ…。くーぼーが自分やミセス・クジラやクジラ先生の大切な物を思い浮かべ、それらが誰かに盗まれる心配のない形のない物である事を話すシーンが好きでした。噂の泥棒の正体が最後に明らかになります。2013/08/03
遠い日
6
シリーズ4。プカプカの気風のよさと、その実ちらちら見える小心者の誠実さのギャップがいい。カメ次郎のまじめさと人を信じる心の熱さ、光っています。メールやラインではなく、紙とインクで手紙を書きたくなります。2019/09/15
まる
5
かわいいお話! よみながらにんまりしちゃいます。 2021/11/06
くすみ
5
怪盗騒ぎで不穏な空気が流れる今作。カメ次郎もなかなか個性的で見栄をはるプカプカとのやり取りがいい。くーぼーとミセスクジラ岬の大切なもののやり取りがよかった。展開がわかっていても誤解が溶けたときはほっと。ラストの手紙は吹き出してしまった。それにしてもザラシーくんはくだけすぎである。【5歳1ヶ月/】2020/01/03