小学館文庫<br> スクールセイバー

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小学館文庫
スクールセイバー

  • 著者名:須藤靖貴【著】
  • 価格 ¥517(本体¥470)
  • 小学館(2013/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094087932

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内容説明

学園のトラブルは、おれたちが収める!

桐野一寛は、母校の珠城学院高校に新任体育教師として赴任した。用務員の「あらじい」荒井にある日、声を掛けられる。荒井の店・もつ焼き「あらい」には先輩の教師仲間と向かい、そして教頭が店に揃ったとき、「今回のミッション」について、話が始まった……。
 どうやら、このメンバーは学内の様々なトラブルを、「子どものため、学園のため」表沙汰にならないように解決しているようなのだ。
 教師と生徒の母親が不倫? 近所の高校から決闘状が! 校長を狙った殺人未遂か? 生徒のいじめで先輩教師が辞める!
 数々の事件に、一寛ことイッカンは、使いパシリとして奮闘する。
 そんなイッカンにも、在校時に辛い想い出があり、そして学内に想いを寄せる女性がいた。
 若き教師イッカンと個性的な教師仲間が、活躍する痛快書き下ろし小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

45
学園でのトラブルを教員達が陰ながら解決。と言っても全てがスッキリする訳では無く、若干のモヤモヤも。学園モノらしい青臭さや、脇を固めるキャラの個性的な部分は○。2020/05/06

hnzwd

28
学校にまつわるトラブルを解決する秘密のチームってのが楽しいですが、短編集の体裁をとりながら主人公である一寛の成長が感じられるのが、心地よい。先生と絡むすべての人が読めば、ちょっとは世界がよくなる気がする小説。なかなか無いんです。2013/03/16

ガミ

11
母校である私立高校に新任体育教員として赴任した桐野一寛(かずひろ)が個性的な教員たちと校内のトラブルを穏便に解決していく物語です。事件解決の物語にしては、何か妙なズレがあり、すっきりとした解決に至らないことが多いこの作品ですが、教員としての在り方や生徒の今どきの事情をリンクさせていくとかなり深く読めてしまいます。その中でも第3話は教員の話す内容や指導力のことなど、このご時世によく言われることも多く書かれ、良い意味で単なる学園小説として読むべきではないと思いました。2016/10/23

なつき

10
用務員あらじいのモツ焼「あらい」に集合する教師たち。密かに学校のトラブルを解決するスクールセイバーに入った新米体育教師イッカンは、さっそく実働部隊として動き出すが…。体育教師にトラウマがあるのと正論すぎて素直に受け入れられないのとありましたが、4話目は好きです。あらじいと教頭とイッカン以外のメンバーがさして活躍してる風がないのが勿体ない。2015/06/30

勝部守

9
新人教師が主人公の4話。事件解決と言うには微妙なズレがあるものの、読み進めていくうちに、尻上がりにいい感じ。2015/09/24

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