開花の人―福原有信の資生堂物語

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開花の人―福原有信の資生堂物語

  • 著者名:山崎光夫【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 東洋経済新報社(2013/03発売)
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  • ISBN:9784492061886

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内容説明

徳川の世が揺らぎはじめた元治元年(1864年)、一人の青年が蘭方医学の私塾で学ぶため、安房国(現在の千葉県)から江戸にやってきた。その青年こそが後の資生堂を創業する福原有信(ふくはらありのぶ)だ。
有信は、窮乏する福原家を再興するという使命を帯びて、勉学に励む。当初は医師を目指していたが、ある時、1冊の本と出合う。その本はワートルの『薬性論』。この本が有信の後の人生を大きく変えていくのであった。
有信の真摯に学ぶ姿に、多くの人が感化され、そして有信を支えていく。そして当時の日本ではまだ受け入れられなかった「医薬分業」に取り組み、明治5年(1872年)西洋薬舗会社「資生堂」を創業する。これが2012年に創業140周年を迎えた、あの化粧品会社「資生堂」として羽ばたいてゆくのである。
本書は数々の苦難を乗り越え、自らの意思を貫いた薬師であり実業家である福原有信の人生を描く著者渾身の評伝小説である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒碕薫

2
資生堂の化粧水オイデルミンが、1897年発売で今も売られていると書いてあったので、ついネット通販で購入してしまった。2018/06/02

久恒啓一

1
一人の人物の一生を紐解くと近代が読み解けることがしばしばある。その一人が資生堂の創業者・福原有信(1848-1924年)だ。「随所作主」(随所に主となる)を信条とした福原は、新商品の化粧品の分野に50歳で挑戦を開始する。これが現在の資生堂につながっていく。医学、薬学、化粧品というように自分の進むべき道を選びとり、大きく育てる基礎を築いたのだ。この本の中に「医学校で国が指導する薬学には、学がありますが、術が欠けています」という言葉があった。民間、あるいは会社という組織は、この「術」を行うところなのだ。 2014/12/26

ぼのまり

1
資生堂創業者福原有信が薬学を邁進し、薬局の開局、化粧水を扱うまでに至ったストーリーを小説仕立てで記述した本。奥様のちょっとした言葉から気づけるところが、実業家の肝なのですね。2013/05/12

漢方売り

1
資生堂を創業した福原有信の足跡を記した本。医師が薬師を兼ねていた時代に医薬分業を考え西洋薬鋪を開局したり、薬剤師の創世を見るようで勉強になった。松本良順や佐藤直中など、幕末から明治初期の医師達が散見するのも楽しい。2013/02/26

rebanira_itame_man

0
2014/02/12

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